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265 :255:2007/12/25(火) 02 48 27 ID QNwpTFWI0 『魔法少女リリカルなのはM』 【最初に】 これ書いてる俺は原作全部分かります。ちなみに2週目しながらレビュー書いてます(内容忘れ気味なので)。 原作知らない人用に分かる範囲でフォロー入れたので長めの文章になってます。 あと敬語で書き続けるのが面倒なので以降敬語で書いてません。それを踏まえた上でお読みください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【第0話】 説明が色々と。版権MP3を使ってるので分かる事だけどBGMはマナケミアのOP。 この作者氏のシナリオってフリー配布のMIDIには拘ってないみたいだから MP3用意できるか、用意できないかで雰囲気がガラッと変わりそうだな。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第1話】 授業は過去の歴史の復習。選択で見れる様になってる。 原作を知ってると見なくても問題ない話題もちらほら。でも一応全部見るの推奨。 ここで1つ分かり辛そうなのが世界の分け方。学園・ザフト・連合=1・3・6の割合。 これ原作知らないと何の割合か予想不能だと思う。知ってても分からん可能性もあるが。 少なくとも人口ってのは無い。アルレビス学園は先生と生徒以外は居ないから 人口の割合だと世界人口が1億にも満たない事になる。財力でも無さそうな感じ。 なので残る領地の割合だろうな。学園って浮遊してる大地が結構大きいみたいだし。 さて授業も終わってタクト達のアトリエへ。 ちなみにアトリエってのは生徒が錬金術をする場所。 マナケミアの場合は学園モノって事もあって部活やサークルの印象を受けるけど。 この後キャロ達も登場して自己紹介へ。軽く纏めると(まだこの時点で分からない事を含む) ・タクト→アトリエ責任者、使い魔3姉妹の父、とにかく最強の人、12歳、オリキャラ ・なのは→風紀委員な立ち位置、使い魔3姉妹の母相当、タクト除いて最強、12歳、性格は原作同様 ・杏→タクトの参謀、アトリエメンバー最年長の18歳、原作同様の小悪魔な性格、言動は後日談・記憶力は本編仕様 ・ミズチ→原作同様主人公の武器(契約制)、原作同様に不可視・すり抜け可能 ・ココノ→使い魔3姉妹の長女、性格・言動はスイートナイツ2仕様 ・きらら→使い魔3姉妹の次女、性格・言動は原作同様、勉強苦手・運動得意・近接格闘カウンター魔法少女 ・さらら→使い魔3姉妹の三女、性格・言動は原作同様、勉強得意・運動苦手・遠距離狙撃魔法少女 ・キャロ→召喚魔導師(原作と違い死者の魂の具現という感じ)、10歳、性格・言動は原作同様 ・フィロ→原作と特に変化無し、他の面々が濃いせいか大人しくなってる気もする ・アンナ→原作の勘違い&暴走の面よりも真面目で常識人な面を前面に押し出してる印象、性格・言動は原作同様 ・さくら→原作以上に不老長寿、性格・言動は原作同様、パメラの生前からの友人 ・アーシャ→原作では学生課の受付嬢、先生として授業とかはしてない こんな感じ。この時点で性格・言動が改変されてるキャラは無し。 さて魔力に魅せられバワーアップしたぷにを倒して魔力結晶を回収して、と言うさくら。 ちなみにぷにってのはマナケミアの雑魚モンスター。ドラクエのスライムとか想像すれば良いかな? で戦闘へ。ぷには無効化属性に気を付ければ圧勝可能。1話だしサクッと終わらせられる。 エピローグはアトリエに帰って終了。次回予告もサクッと終了。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第2話】 タクトが2週間授業サボってて怒られないかって話題。さくらに返り討ち(怒られた)様子。 このさくらの行動に関しては原作知ってれば納得の展開。原作にこんな会話あるから。 状況:さくらが家に忘れ物をして義之(原作主人公)に学園長室まで届けてもらった後、休み時間終了前 さくら「授業なんかサボってお茶して行かない?」 義之「でももう授業が始まりますし…サボったら先生に怒られますから」 さくら「義之君を怒る先生はボクが怒ってあげるから」 思い出し書きだから微妙に台詞が変わってるかもしれないけど実際こんな会話。 先生がタクト&杏に翻弄されてるのも義之や杏達の原作同様の状態で納得。 さてレイジングハートとバルディッシュが強化完了との事。 原作(A s)でもフレーム強度が中途半端な状態で使われてたから硬度強化と負担軽減は納得。 というか原作はA s終わってからフレームが完全になるから遅過ぎると思う。 レイジングハート(バルもだけど)はStSとA sを混ぜた性能を持たせてるみたいだね。 リミットブレイク・ライオット・エクシードはStS。魔法は全部混ぜてる。特になのはは凄い。 そしてリインⅡ登場。ある程度ユニゾンする相手が自由な原作と違い誰でも基本的にOKらしい。 なのはがリイン殺しかけたのはなのはだしなぁ。リインじゃ魔法の出力に耐えられないだろ。 でアーシャの依頼で旧々校舎でゾンビ退治のバイトをする事に。 依頼料金を倍額にさせちゃった杏。まぁ何でも利用するしな杏って。 さて戦闘。敵の数が多いので味方の性能のお試しステージだと思っておこう。 ここでそれぞれのユニットデータについて。 ・なのは→SRCでは見た事が無い殆ど完全ななのは。StS混ざりだけど完璧な魔法構成。 なんと言うか嬉しい。大抵バスター・FBとブレイカー+って無くされてるし。 バスター・EXも通常と統合されてる事が多いし。下手すればバスター1種デフォ。 まさにこれが正しいなのはの姿。他のもこうなってれば良いのに。あと2回行動凄いよ。 ・杏→フェイト仕様。バリアジャケットが見た目ライトニングフォーム。エロそうだなソレ。 やっぱり統合されそうなバレット、トライデント、スプライト(もしくはジェット)が別。 後はブラストカラミティをなのはと撃てれば完璧だがフェイトじゃなく杏だし仕方ないか。 ・キャロ→原作の竜2匹任せなキャロは何処へやら。リインと融合して素敵なMAPW屋さんに。 使える魔法ははやて+リインⅡ+SLB(詠唱版)と八神家で統一されてる。 詠唱がキャロとリインで交互なのも原作では詠唱も魔法もトレースなので地味に嬉しい。 ・フィロ→原作の爆弾投擲(通常攻撃)+ドトンカチ+回復魔法。早い話が回復役で戦闘能力は低い方。 原作は沈黙効果付きのドトンカチに縛L0が付いてる。このシナリオじゃ沈黙は意味ないから? ・アンナ→原作同様の最強の近接キャラ。格闘攻撃では負け無し。それ位で丁度良いよアンナは。 技は主なモノだけ抜き出した感じ。必要最低限だとこうなるよな。でも強い。 とにかくなのはのディバインバスターが別々なのとブレイカー3種全て使用可能なのが最高。 なのはの言動も原作通りで凄い落ち着く。他のシナリオだとCCさくらとかのイメージ混ざるのか 強敵登場→弱気発言する→ユーノかクロノ(もしくは別作品のキャラ)に励まされる、という場合か 「なのはさん」「管理局の白い悪魔」「白い魔王」「冥王」とかのイメージで極悪なのはになってる っていうなのはばっかり。このシナリオのなのはが1番原作らしいなのはだと思う。 で戦闘自体は看護兵を優先的に倒して回復怠らなければ余裕。シールド防御が若干ウザいけど。 無効化とか今後出ないって分かってるので遠慮なく最初から全開で潰してあげよう。 簡単なのは杏かキャロにMAPW撃たせてディバインバスター・FBを撃つって方法。FB2連発も良いかな。 増援が2回出て43体(だったと思う)も出るので個性掴むのに使ってあげよう。 そう思わないと数的に面倒って感じる人はやってられないだろう。相手はゾンビだけに数が売りだろうし。 そしてエピローグへ。今回のバイトはアーシャ(教師全員?)の独断。それ駄目だと思うが。 思い切り予告でパメラがキレてるし。そりゃ自分の友達を勝手に潰されれば怒るよなぁ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第3話】 前回から4日経過。さくらの出かけた先はザフトだった事が分かる。 ザフトの国家元首なセトナ登場。言動は変化少ないけど政治家な部分が追加されてるなぁ。 SEEDみたいな戦局状態だから打開する為に学園丸ごと国に入れて匿う代わりに 国なんて軽く潰すタクトとなのはを戦力として放り込みたい、との事。 このシナリオのなのはは原作通りの魔法だけど性能が上がりまくってるからヤバくないか? タクトのアトリエメンバーが本気で暴れたら連合の土地そのものが消し飛ぶような気がする。 ところで国家元首相手なのに敬意とかゼロっぽいさくら学園長。Ⅱ仕様だから当然か。 というより敬語で喋る場面を見た事無いしな。誰も彼も年下だからなのかもな。 さて場面が同日の夕方、学園へ。いきなりなのはがアクセルシューター撃ってる。 どうも前回の予告通りパメラが友達の幽霊を引き連れて暴れてる様子。 パメラ自身がまだ登場してないので元凶が何処に居るか分からないなのは達。 杏が速攻で念話でタクトと会話。黒幕っぷりが全開な会話してる2人が居る。 そしてタクトが(台詞からすると転移魔法?で)登場。幽霊が20人ほど来たので ココノと2人で一掃。魔神連牙斬って他の人に当たらない様に衝撃波飛ばせるのか? まぁスクリュードライブアローとかアイスウインドでも危険だから一緒か。 さてさて元凶ことパメラ登場。復讐する気満々だね。台詞を声付きで聞きたい。 場面は変わり戦闘へ。溶岩流れてるよ。地下?洞窟?ここ何処だったっけ…。 さて雑魚も配置され戦闘開始。ちなみに一緒に落ちたきららとさららも参戦。 きららは原作再現で反纏衝と烈光・反纏衝を持ってる。しかもディバインバスター持ち。 原作のカウンター主体+StSのスバルな感じか。さららはストライクフリーダム? とりあえず気力を上げて中央になのは、左に杏・アンナ、右に星空姉妹を突撃させる。 やっぱなのはが原作ばりに強い。全然HP減らない。フィロとは大違い…って比べる自体間違いか。 4ターン目にはパメラの護衛含めて一掃完了。残るはパメラ1人。さぁフルボッコだ。 援護攻撃も利用して軽く勝利条件を満たす。そして原作同様に壁をすり抜けて逃走。幽霊って便利だね。 学園の大地は魔力で浮いてる都合上、魔法では簡単に壊せないらしい。 だからって爆弾作って使おうとするのは止めようぜフィロ。作る過程で大爆発させそうだよ君は。 そして壁破壊の為にリミットブレイクしてディバインバスターを撃つなのは。壁抜きかぁ。 流石に原作のクアットロの如く吹き飛ばされはしなかったパメラ。良かったね無事で。 場面はタクトとココノに。リミットブレイクを感知しつつ念話でさくらに事態を報告するみたい。 このシナリオの念話って限界距離はどれくらいなんだろ?さくらがザフトへ辿り着くのに 1日暇してて今日が前回の4日後だと単純計算で3日だよな。結構遠くないか? まぁそれはさておき金色の闇が出て来て学園に一瞬で帰る為に転送装置(個人用)を借りてる。 転送装置ってToLOVEるのぴょんぴょんワープ君が元ネタ? 昔さくらが作ったらしい。 そして学園へ帰還したさくら。クロスミラージュが名前だけ再び登場。 パメラを止める為に3人とも出発。 そして次回予告が始まります。今回は金色の闇が担当。 そういえばパメラってどうやって殺すというか成仏させるんだろう。魔法で消滅とか? なのは(無印)の予告の締め「リリカルマジカル、がんばります!」を言わされるヤミちゃん。 フェイトも言ってたが恥ずかしいのはヤミちゃんも一緒。でも言わされる。声付きで聞きたい。 そして杏が突っ込み&締め。4話で9人は多い方だけど話数考えたら仕方ないって。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第4話】 前回とは違い劣勢なパメラ。このメンバーじゃ本当にイジメだね。 アンナが若干原作の暴走っぽい台詞を言ってる。そのまま暴走しようぜアンナ。 アンナとパメラだけで会話が進行してるので杏がなのはに「どうする?」って聞いてる。 なのはも杏もリーダータイプなんだから2人で考えようよ。特に杏は策士なんだし。 なのは「とりあえずぶっ飛ばします?」 聞き様によってはアンナごとって取れるんだけど。 さて口論の末パメラが「このペチャパイ軍団!!」って言った。案の定皆キレた。 まぁ確かに今登場したココノくらいしか胸が大きい娘は居ないんだけど。 でもパメラも無いと思うが。フィロは病気のせいで(16歳の時点で余命幾許)発育悪そうだし。 18禁作品の杏と星空姉妹を除くと小学生しか残らないから胸大きかったら変だけどな。 さてタクト・ココノも加えて戦闘へ。タクトのパラメーターが恐ろしく高い。 攻撃魔法がヴェイン(マナケミア主人公)のスキルの一部+なのはの魔法の一部+ミズチの鎌って構成。 ちなみにミズチの鎌は原作では魂を狩る為のもので物理攻撃力は0。このシナリオは魂ごと斬るっぽい。 バトルBGMはなのはA sのOP「ETERNAL BRAZE」でKeepBGMセットされてる。 で戦闘は激強タクトとなのはを中心に援護攻撃陣形組んで総攻撃を開始します。 ところで1回リミットブレイクした影響なのか、なのはの魔法が統合タイプに変更されてる。 バスター・FBに変わってスターダストフォールがMAPWとして追加。これも入れてるの初めて見た。 多分大抵の人はこっちの方が必要最低限だから使い易いって言われそうな魔法構成。 何気にエクセリオンバスターが5P、ディバインバスターが統合でEX仕様なので射程9という最強っぷり。 エクセリオンバスターはバレルショットの拘束効果で縛L0付ければ良いのにって思うが無敵過ぎるか。 ココノはテイルズの必殺技+スイートファイトの時の魔法と必殺技が1つずつ。使い易いな。 戦闘そのものは余裕で勝利。9対1じゃパメラが回復できたって意味無いな。 そしてエピローグへ。パメラ泣く&ギャグ突入。BGMは「ええとですね」 キャロとリインは時々知識が無いのかな。まぁ1年生とリイン(原作ではまだまだ学習途中)だしな。 ハマはなのはに頭冷やされる様子。怒ったなのはは容赦無いから逃げろハマ。 学園はともかくザフトへの説明で困るさくら。パメラに説明させれば? で???(シルエット状態)が登場。タクトが作った人造生命体らしい。 詳しい事は次回以降なので予告へ。 ナナリーは出番少ない。このメンバーじゃ仕方ないと思うけどな。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第5話】 戦闘が無いからかサブタイトルも無し。なのは編へ移行する為の繋ぎの話って感じ。 タクト、怒ってるってよりさくらの反応見て遊んでないか?そもそも怒る気ゼロな気がする。 しかしなのはに泣きつくさくら…よく考えると声優一緒(田村ゆかり・北都南)なんだよな。 なのははアニメ版でさくらはゲーム版だけど。って関係ない話題は置いといて。 ザフトに疑問投げてる皆さん。信用できる政治家なんて殆ど居ないと思う。 そして闇の書の説明。原作より危険物と化してる。でもこっちの方が分かり易い。 原作って敵を助けてばっかりだしな。StSまでそうだったし。時には完全悪で倒せば良いのに。 で説明はシンとゼロ(コードギアス)の会話。シンは言動が原作離れてるけど気にしない方向で。 結局解決が力任せな辺りシンだし。悪人が似合うから連合のボスとか似合ってる。 ゼロはアニメじゃなくて漫画のナイトメア・オブ・ナナリー寄りの口調してるなぁ。 謎の仮面の人だしアニメのルルーシュ寄りな言動よりこっちが良いと思うので気にしない。 さて場面がタクト達に戻った。きららが言ってるけど杏が突っ込み遅いというかノリ突っ込みは意外。 まぁ面白ければ何でもやるのが杏だと思う。しかし前回の奴の完成が半年後って結構先だよな。 肉体より精神が大変なのは納得だから多分そんなもんなんだろうけど。コピーだし。 なので前回参加のパメラ・ココノはそのままでタクトは離脱。もう全部バラして皆一緒がで良いよ。 折角強いのに。まぁ言っても仕方ないので進める。ところでこんな台詞が。 さくら「ボク年寄りじゃないもん~…」 タクト(寧ろ僕よりガキっぽいよな……) だってさくらだし。真面目な場面以外はお子様言動するのはいつもの事。 というか理解してて思ってるだろ。義之も似たような台詞あったし。 そして1週間経過。ザフトにてナナリー、マドカ、金色の闇、アリスが登場。なのは達と交流らしい。 マドカの突っ込みがキツいって言うが原作は更にズバッと言う。言動はOVA基準なのかな? ナナリーは口調がアニメ版だけど漫画版の言動も混ざってる感じ。戦闘参加するから当然かな。 ヤミちゃん、アリスは原作そのままっぽい言動かな。でもアリスは無口だからどうなんだろうか。 場面が変わってタクト達のアトリエへ。さくらって本当に良くアトリエに来るよね。意外と暇なの? どうも前回借りたクロスミラージュを返しに来たらしい。タクト不在なのでなのはが変わりに受け取る。 とその時、唐突に爆発音。悲鳴上げるのはキャロ。他の面々は慣れてそうだよな、爆発程度なら。 場面が再び変わって今度はタクトの隠し部屋(研究室とかそんな感じ?)へ。 前回の???こと高町なのは(コピー版)がカプセルから無理矢理出てきたみたい。 見分けが付くように瞳が赤色になってる。分かり易くて良いね。表情一緒なの多いけど。 怪我したタクトにトドメをさす気満々な偽なのは。本物と違って口調が悪いな。 ここで余談。偽なのはってのは原作(A s)で登場するリーゼ姉妹(猫素体の双子使い魔)が 闇の書のマスターであるはやてを絶望させて覚醒される為になのは・フェイトに変身した際の 暫定的な呼称。公式でこう呼んでるかは知らない。演技とはいえ言動は最低の偽者。 さてタクトはミズチとともに転送魔法で一時撤退。逃がすかって追いかけられるの君? 杏が念話でタクトに何があったのか聞いてる。タクトは怪我が酷いのか説明も殆どできず 杏に後は宜しく、との事。この2人の意思疎通力って凄いよな。分かり合いまくってる気がする。 とりあえず捜索場所を学園の下部と定めたなのは達。行こうとしたら速攻でナナリーと激突。 ここで戦力が3人追加。ナナリーはクロスミラージュを借りる事に。じゃ簡単に解説。 ・ナナリー→攻撃魔法はStSのティアナ仕様。原作は不発で以後登場しなかったファントムブレイザーもある。 漫画版の未来線を読むギアスを予知能力として分かり易く変更+追撃能力+当て身技を持っている。 こう書くと強そうだが実際には微妙。攻撃力が丁度平均レベルなので破壊力不足気味。 ・マドカ→原作の腕部ガトリング砲(ミサイルはあったか覚えてない)+ガンダムエクシアという武装。 当て身技が6種類、ハイパーモード(原作の暴走状態の制御可能版?)、補助アビリティ3つ持ち。 主人よりメイドの方が便利です。でも他の面々が強いのでナナリーを護らせておけば良いかも。 ・金色の闇→能力・武器ともにヤミ本人とイヴを混ぜてる。アンナ・きららとは違う意味で接近戦に強い。 上2人の前衛として運用すれば良い感じ。攻撃力も高いので下がらず可能な限り前進なタイプ。 何と言うかストライクフリーダムとかがメインの頃にストライクとか入手した気分。 メインで活躍させるってよりなのは達がシールド防御されてギリギリ生存した敵へのトドメ要員な感じかな。 魔導師ランクで言うならナナリーは普通に優秀な魔導師。対してなのは・杏辺りは異常に優秀な魔導師。 そして予告の担当がアルトネリコのシュレリア様に変更。 インターミッションのBGMが「Pray」(なのはStS挿入歌)に変更。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編の纏め】 マナケミアのアルレビス学園が舞台になってるだけあって騒がしく明るい雰囲気な展開。 原作知ってれば会話が元ネタ分かって楽しいが、知らない人には突飛な言動してる印象与えそう。 登場してるキャラ達が好きで非戦闘が戦闘に出ようが気にしない人にはお奨めしたい。 合わない人には合わない展開だけど、それはどんなシナリオだってそうだろうから言及しない方向で。 ここで1つ。偽なのはの精製方法について。これの元ネタは多分原作のフェイトを生み出した技術。 簡単に言うと使い魔精製の究極かつ極端な方法。 原作ではプロジェクトFATEと呼ばれてる(プロジェクトF・F計画とも呼ばれる)。 原作だと普通使い魔はマスター死亡=使い魔死亡だが、 F計画で生まれる生命体はマスター不要の人間と殆ど同じ生命体。 基本的に原作だとフェイトもヴィヴィオもエリオも死んだオリジナルを生き返らせる為に使われてる。 記憶が植え付けられるので最初から普通に喋れたり知識もちゃんとある。 フェイトがプレシア(アリシア母)に失敗呼ばわりされるのはプレシアが持っている アリシアの記憶が極一部に過ぎない為。また受け継ぐ資質も同じにならないらしく フェイトが母譲りの優秀な魔導師なのに対してアリシアは魔法資質がゼロに等しい普通の娘。 このシナリオではなのは(本物)→偽なのは→偽なのは(闇の書量産版)で能力劣化が起きてるが 原作でも起きてるかは不明。少なくともフェイトは逆に優秀になってる。エリオは劣化呼ばわりされてた気がする。 生み出す元は髪の毛1本や遺骨からでも可能。要は遺伝子情報が分かればOKっぽい。 さて【なのは編】に行きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・第1話】 前回で下準備が終わっているので速攻で戦闘へ。味方は意外にも偽なのはで戦う。 前回出かけたゼロは偵察だったのね。偽なのはを本物と勘違いしてる。見た目じゃ分からんわな。 連合版ザク9機と闇の書の意思登場。様子見とかやれる相手じゃないってゼロに突っ込みたい。 偽なのはも余裕な雰囲気で起きたばかりなので軽く運動するような気分だし。 さて戦闘開始。と言っても1人だし性能が1話~3話までのなのはの変形無し版だから余裕。 ディバインバスター・FBとか久しぶりな気分だ。早速景気良くズドンと敵にプレゼント。 2連発にザクが耐えられる訳も無く撃墜。闇の書の意思も弱いのでボコボコに。 戦闘勝利すると様子見のゼロは当然撤退しろと言う。偽なのはは追撃というかトドメさそうとしてる。 だが劣化してるせいか調整が完全じゃないからか不調になって捕獲される。 偽なのはを調べても機械がメインの連合には魔法の塊な偽なのはの事は詳しく分からないみたい。 ゼロは利用する気だけど、偽なのはと戦わされるこっちは迷惑です。絶対強いし。 一般兵がゼロに偽なのはと瓜二つの少女(なのは本人)が居ると報告。ついでに仕掛けるみたい。 出てきたのはザク34機と闇の書の意思。確かに威力偵察には微妙な戦力だ。 ここでサブタイトル。BGMは「SECRET ANBITION」(なのはStS前期OP) 今回はKeepBGM無し。 なのはと闇の書の意思を戦闘されると再確認って台詞が闇の書の意思から出てくる。 そして倒すと自爆して再構築するらしい。気持ち悪いってどんな爆発してるんだろ。見たくはないな。 エピローグ開始。何か分かるどころか疑問が増えたなのは。そして速攻でさららに黙らせられるきらら。 原作でも説明場面では黙らせられるよな、きららって。勉強苦手で疑問連発するからな。 さて疑問を調べる為に連合へ言ってしまうなのは達。まぁ学園に戻る意味も無いしな。 ザフトの領地に入れてもらえるからザフト軍が護ってくれるし、やる事やろうって感じかな。 タクト不在だからか(割と元からだけど)皆を纏めるリーダーはなのは。 原作のリンディやクロノに確認を取る場面を飛ばした感じ。どうせ了承するから無駄な過程省いてて良い。 本来リーダータイプの杏はサブリーダー扱いにしてるんだろうな。まぁ主人公=リーダーで良いと思う。 ついでに杏の受け応えが適当なので現時点ではリーダー役が無理ってものあるんだろうな。 でもさ杏、なのはに疑問持たれてるけど良いのか?杏ED後基準な言動だから仕方ない…のか? そして予告。タクトは怪我で暫く出番無し。早く怪我治して帰って来い。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【学園編・第2話】 連合にて。どうも闇の書の蒐集能力で偽なのはの複製を作る気らしい。劣化量産型偽なのはか。 このシナリオのゼロがロリコンかは知らんが、ルルーシュは間違いなく重度のシスコンだよなぁ。 場面は変わってザフトへ。さくらがセトナのスパイ送り込んでる事を見抜いてる。 原作でもそうだけど本当に何でもお見通しな人だよな。一歩間違えばラスボスみたいだ。 ちなみにタクトにもバレてる。戦争(というか戦況?)が茶番なんだそうな。 簡単に言うと闇の書を確実に破壊できる方法が見付かるまで戦局を膠着させてたらしい。 SEEDの連合と違って普通に戦うから成り立つ方法な気もするけど。 原作の如く核ミサイル(あるのか無いのか分かんないけど)撃ってきたら戦局変わると思う。 まぁ結局セトナは自分達じゃ無理だからタクト達に任せたのね。匙投げた?(違うか) そして場面はなのは達へ。唐突にパメラの欠伸から会話が始まる。 本当に原作でも良く寝る幽霊だよなぁ。このままアンナが暴走開始すれば面白いのに。 流石に本編と関係ないから暴走話にならないのは仕方ない。 話題は今日から行動をどうするか。なのは「かったる~い」 由夢かよお前は。 どうも急に出かけたので食料が無いみたい。お菓子は持ってたのか。でも誰が?きらら?フィロ? ここでなのはが唐突にこんな台詞を。 なのは「じゃあ私達のお腹の平和の為に連合軍の基地を襲って奪いますか♪良いよね皆?」 良くない良くない。まぁ杏の反応を見る為の嘘発言だったようで。なのはは杏を疑いまくり。 でも肝心の杏は「…お腹空いた……もう何でも良いから…御飯……」と言い出してる。 杏が言うと冗談か本気か分からん。でも会話からすると本気っぽい。 ここでフィロが原作同様(ドラえもんの四次元ポケットの如く質量保存を無視した)何でも出てくる フィロ愛用の鞄から食材と錬金釜を取り出して調理してたらしい焼肉を食べる?と言い出した。 さぁ食材が出ると分かったら皆食べる気全開に。きららなんて原作の好物のさらら特製タマゴサンドを 作ってと言い出す始末。よっぽと空腹だったのね皆。フィロの鞄は何でも取り出せるって事を ド忘れしてたらしいアンナとパメラ。なのはが若干お怒り気味。時間の無駄ってより要らぬ心配だったね。 ここで何処かの連合軍の基地へ場面が切り替わる。フィロの鞄から出た食材はここのものらしい。 原作じゃ原理とか一切不明。ヴェインが聞いたら「女の子の鞄を覗かないで」と断られる。 そして食材の恨み(というか揉め事?)は恐ろしく、味方同士で争って基地1つ潰れたとさ。おいおい。 さて翌日になり偽なのはは一応使える様になったみたい。もうちょっと時間かけてても良いよ? で戦闘へ。ナナリーが予知で自分達の居場所がバレる事を察知。 マドカの言うとおり魔力反応大き過ぎるだろ、このメンバーじゃ。バレない方が不思議だよ。 敵はザク40機。偵察ってより誘い出す為の捨て駒って気がする。指揮官がゼロだし。 皆出撃して戦闘開始。軽く全滅させる。所詮はMS、魔法少女に勝てると思うな!って気分です。 で増援で闇の書の意思が登場。マドカは元から敵に容赦する気ゼロ。相手が相手だしね。 そして闇の書の意思を倒すと遂に恐怖?の偽なのは降臨。ヤミちゃんが驚いてるよ。 フィロの結論は確かに何故そこに至るのか。あと前回の偽なのはの不調は調整の不完全が原因で良いのね。 杏の推測だけど言わせてるなら結論それなんだろう。自分と瓜二つの偽なのはが登場しても冷静ななのは。 うん、これだよこれ。ここで驚いたりビビッたりするとなのはじゃないんだよ。なのははこうでないと。 けどフィロのこの台詞「いや…双子じゃなかったらコピー以外ありえないって…」 お前が言うんかい。あと偽なのはが凄い暴走台詞を言ってる。君が言うと怖いから。 なのはがとりあえず戦闘不能にして、との事。そして杏からこんな一言が。 杏「皆…あの娘の攻撃には可能な限り当たらないで!なのは本人と殆ど変わらない威力がある筈だから…それに手加減ゼロだろうし……」 それは確かに絶対死ぬ。きららに物凄く同意。なのはと1対1で戦って良い? さて戦闘って時にナナリーが何か突然マドカを呼ぶ。こんな感じで。 ナナリー「……?マドカ!」 マドカ「話は後です!なるべく私の後ろに居てください!」 ナナリー「そういう話じゃなくて……!」 この作者のシナリオじゃなかったら絶対死亡フラグだよマドカ。 で戦闘開始。とにかく破壊力で勝負。皆で陣形組んで一気に倒す事にする。 いや何と言うかコピーとはいえ流石なのは。その攻撃力と防御力は間違いなく本物と良い勝負だよ。 皆凄い威力でHP削られるも偽なのはが本物狙いなので結構気にしなくても良かったりする。 そしてなのはのスターライトブレイカーでトドメを決めて戦闘に勝利。 そしてイベント発動。なのはがリミットブレイク使わずに済むかな?って言ってる傍から ナナリー「なのはさん!また攻撃しようとする前に完全に行動不能にしてください!」だって。 そして騒いだからか暴走?した偽なのはのバスターで狙われるナナリー。避けたけど。 で御主人様が狙われた事もあってトドメを刺しに行くマドカ。そしてイベント戦闘再び。 エクセリオンバスター・ACSで両腕と下半身を破壊されたマドカ。それで済んだのか。 良かったなロボ娘で。とか思ってる傍からトドメ刺そうとする偽なのは。 危険と判断したなのははリミットブレイクしてスターライトブレイカーを偽なのはに放つ。 直撃して倒れたところでエピローグへ。 エピローグ。マドカは動力部が無事とはいえ爆散しなかったのは奇跡だって。 というかマドカの動力部って何処だったかな。ご飯食べれるから腹とかじゃないと思うが。 そしてマドカの初回起動が100年近く前と判明。その頃にメカメイドの初期型が完成して 販売開始されたらしい。古過ぎるからかカスタムタイプからなのかアリスは修理不能らしく きららがタクトなら直せるかもって言ってる。タクト帰ってくるのまだ? 場面は変わってなのは2人による会話へ。偽なのはは動けなくなってる。 そりゃ全力全開のスターライトブレイカー直撃で元気だったら凄いってより怖いわ。 そして本物にコピーの事がバレたので杏が説明を要求。説明シーンは端折られる。 何気に偽なのはは捉えられて以降の記憶が無し。説明に関してはなのはママに聞け、との事。 なのはは何故か今更「どうしてママ?」と疑問を言う。既に3人も娘居るから良いんじゃないか? 杏がママって言い出した理由は、生み出したのはタクト=父、なのはは彼女だから母、だって。 ついでに遺伝子情報もなのはだからって加えれば完璧かな?それだと双子の妹っぽいか? さて場面は連合へ。ルーテシアとオリカ登場。ルーちゃんの台詞が凄い原作再現っぷりだな。 しかも受け応えに感情少ない。字だけで口調再現されると余計に寡黙な感じがするな。 オリカの性格・言動は原作中盤以降の元気な方。何でも躊躇なくズバッと言ってる。 ゼロに向かって「君…頭健康?」って言ってるよ。しかもゼロも普通に答えてるし。 ゼロは2人とも逃がしてくれるみたい。まぁスパイだし敵の戦力は減らしたいよな。 ちなみに2人に関する説明は別に無い。シンに戦力として必要にされてたけど 要は強ければ何でも良かったらしく偽なのは量産型が使えるから不要にされたっぽい。 レーヴァテイルって結構強いんだけどな。ルーテシアに沢山レーヴァテイルを召喚させて 戦力にするって発想はしなかったのかな?MSを捨て駒の壁に使えば結構脅威になると思うが。 そして場面がタクトに。場所不明だけど怪我は完治したようで合流するって。残り4話しかないけど。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・第3話】 偽なのはは今回からヴィヴィオに。名前に関して不満が少々?あるらしい。 杏は面白いからって事で止める気無し。寧ろ止めたら杏じゃない。 ちなみに命名の理由は「閃き!思い付き!勘!響き!もしくは電波がキャリ~ンと……」 原作キャラの名前の元が車種名だからシナリオで理由言えないから仕方ないよな。 ヴィヴィオって言葉自体には意味が存在してるんだろうけど俺知らないから言及しようがない。 まぁ変な語呂の名前とかじゃない限りは何でも良いと思う。最近変な名前付ける人多いし。 ちなみになのちゃんってのは原作ゲーム版のなのはの愛称。家族以外には大抵こっちで呼ばれてた。 場面が変わり皆集合。そういえば修理必須のマドカの台詞に「…」が毎回付くようになったな。 マドカの修理はさららの発案で1000歳近いさくら学園長に聞こうって結論に。 さくらの機械知識?原作だと部屋は機械だらけだし博士号も何個か持ってる天才だけど? ちなみにIQ180(なんだけど時々IQ160になってる場合もある)。タクトもそれくらいか? さてさくらの所へ行くメンバーと待機メンバーでチーム分け。 なのはチームは「速度と一撃必殺優先の突破力特化選出」らしい。パメラ以外は納得。 ちなみにパメラって原作だと速度は遅い方。物理無効+HP0になっても数ターンで自動復活だからかな。 そういえば説明し忘れてたけどパメラの防御系の能力は完璧に原作再現。攻撃が微妙なのも再現と言えるかも。 そしてお昼ご飯食べたら出発、との事。やっぱり上の人の了承省いてるからスムーズに進んで良いな。 ただ決定まで杏が黙ってるのが微妙に意外。こういう会話じゃ中心にいると思うんだけど。 場面は変わり連合へ。ゼロ・ルーテシア・オリカの逃亡が発覚。勿論捜索して殺れと命令が。 そしてなのは達は出発。ルーテシア&オリカはゼロと分かれてナナリー達の所へ。 しかしゼロが妙に良い奴だ。まぁルルーシュも悪い奴じゃないと思うがゼロって漫画版基準じゃないのか? 多分ナナリー同様混ぜてるんだろうと納得しておく。漫画版はルルと別人扱い?で化け物状態だし。 ルーちゃんは警戒されると困るからか飛ばずに徒歩で行くと言う。オリカの態度からすると ナナリー達の所までは結構な距離みたい。歩きたくないなら低空飛行って方法があるよ? さて戦闘。ボロボロでも生体反応キャッチするマドカ。どれだけ高性能なんだ。 オリカが疲れたし早く行こうと言った瞬間、キャロ&ルーが何かを感知。 闇の書の意思が戦力の50%を放り込んで本人はゼロの捜索へ行くみたい。 ここで劣化しまくりの偽なのは量産型が登場。その数なんと12人。意外と少ない? イベント戦闘しつつ待機組が随時出撃。アンナ&オリカの連携が息ピッタリなんだって。声優ネタですか。 ナナリーもマドカを心配しつつも出撃。マドカが普段と立場が逆転してるってさ。それも良いらしい。 まぁ仲が良いのは言い事です。全員揃ったので戦闘開始。 コピーを更に闇の書の力でコピーした偽なのはの劣化は結構激しい。それでも攻撃は結構脅威かも。 援護と回復をフル活用して殲滅。主にアンナ・ココノ・金色の闇。残りはサポートって感じ。 そしてエピローグ。説明端折るのは確かにいつもの事。何回もされるよりこの方が良いと思う。 でルーテシアとオリカも加えて夕食。メニューはカレーでアリスの意見により甘口に。 ちなみにアリスは原作じゃカレーは甘口しか食べない。プリンは皿に出して食べるお嬢様です。 会話からキャロとルーちゃんも甘口派にされてるみたい。まぁ辛党じゃないのは確かだと思う。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・第4話】 チーム分けしてるので同軸時間での話。これまで結構な距離や状況でも念話が使えるのは 資質や相性のおかげだと判明。タクト・杏は長距離念話が得意で相性も良いみたい。 で念話を試そうとしたらタクトの方から全員に届いた。休んでて感覚が鈍り気味らしい。 ヴィヴィオの事で若干危険な雰囲気を出すなのは。でもそれは後回し。 そしてタクトがマドカを直せるので学園には戻りません、との事。さくら出番無しかよ。 合流する為に転移魔法使って3秒で到着。皆に久しぶりって連呼されるタクト。 なのはまで言ってるし。でも何日くらいから久しぶりなんだろう?人によるか。 どうやら皆揃って闇の書の意思が来てる事には気付いてた様子。さぁ戦闘です。 闇の書の意思と偽なのは量産型9人が登場。闇の書の意思って偽なのは量産型3人相当なの? 皆揃って偽者登場により不穏な空気が全開に。やる気ならぬ殺る気が満々です。 メンバーが驚かない人達メインで構成されてるから皆余裕な雰囲気。超劣化コピーだしな相手。 きららとさららは本来驚く役の筈だけど母親ななのはの偽者なんて出てきたら驚くよりムカつくか。 皆が余裕で敵を無視して会話してるので闇の書の意思すらタイミングを見失ってます。 というか絶対勝てないから逃げた方が良いって。とりあえず戦闘に行きます。 戦闘終了。何か語ろうにもこのメンバーじゃ苦戦なんてしないので無理。 5話ぶりに参戦したタクトの強さを堪能しつつ皆でフルボッコにしました。以上。 そしてエピローグ。帰る部分は端折って皆集合。ミズチによるとマドカは頭と胸だけ状態だって。 とりあえず機械とはいえ見たくない光景だな。修理の為にパーツ強奪…はしません。 流石にこのメンバーで基地に乗り込んで戦闘とか雑魚イジメでしか無いので無くて良し。 で次回予告でさくら登場。展開が終盤に来て急に速くなる理由は納得。特にA sはそんな感じ。 というかこのシナリオって中ボスクラスの敵が居ないんだよ。リリカルなのはもだけど。 ネームドで強いか弱い雑魚しか居ない。だからタイトルがリリカルなのはを冠してるのかな? まぁ実際もう連合潰して終わり以外やる事残ってないから最終決戦へ行きますか。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・第5話】 マドカの修理の為の材料を皆で分担して調達してきたらしい。フィロとアンナの台詞は 原作の素材採取成功時の台詞のアレンジ風。パメラは寧ろ性格を強調した台詞言ってる。 集めた物が全部あるかの確認は頼んだタクトではなくなのはがやる。一応確認はしようぜ。 そして流石に毎度毎度フィロの鞄から食材を出すのは気が引けるのか杏達は食料調達班だったみたい。 楽だと思って参加したらきららがメテオオービットで100頭くらいの食べられそうな動物を 纏めて斬ろうとしたらしい。きららだと冗談に聞こえない。そしてさらちゃんは静かにお怒りです。 さららは原作でキレて覚醒すると滅茶怖いからな。それを分かってるきらちゃんは当然ビビッてます。 なのはもキレると(正確には本気で怒らせると)怖い。StSの25話なんてもう怖過ぎるから。 そして最後にミズチが帰ってくる。BGMは何故かパメラのテーマ(幽霊少女 for マナケミア) 常識的にありえない量を調達してきたらしい。原作でも何でそんなの持ってる?って感じの物を 調達してたりするしな。けど加減はしようぜミズチ。喧嘩になっちゃってるし。 ここで話題に出たなのはお怒りモード発動。「まだキレてない」じゃあキレたらどうなるの? 何て騒いでる間にマドカの修理完了。魔法と錬金術を使って直したのか滅茶苦茶早い。 内蔵火器のミサイルとガトリングはタクトが存在を知らないのとフレーム強度優先により無くなる事に。 そして非常識一家と評されたタクト達は皆で仲良くお昼ご飯。そういえば皆でご飯のシーン好きだな作者。 場面は変わり久々にアルレビス学園へ。さくら達はタクトのアトリエの修理をしてたみたい。 帰りを待つ側なので状況が分からず心配そう。セトナが一応の無事を知らせに来てくれるけど。 さて今度は皆で乗り込む作戦立案をするタクト達へ。真剣に話してる時でも関係ない話題を言うきららナイス。 作戦自体は却下されまくるものの沢山出てくる。転移魔法って基本的には個人(もしくは少人数)しか無理みたい。 そして作戦の結論は全員の防御魔法が保てるギリギリの高度を移動しての上空からの奇襲作戦に。 魔導師じゃないマドカ・金色の闇は他の人の防御魔法に入れてもらうらしい。 ちなみにタクトが居るので仕切るのはタクトとなのはの2人になってる。 そして今すぐ作戦決行…ではなく明日の早朝だって。行く前に英気を養うって感じか? ここで深夜、タクトとなのは2人きりの会話へ。話題はヴィヴィオの事。色々説明してくれます。 特に変な部分もフォローも必要無さそうなので進める。最終決戦の伏線をここでも張ってるな。 さて戦闘。味方の配置は16マスすし詰め配置。多分防御魔法に入れてあげてる故の配置なんだろう。 今まで1度もこんな配置無かったし。敵は闇の書の意思だけ。 落ちている都合で2ターン目EP迎えるとゲームオーバー。1ターンで十分倒せるので余裕。 タクトが闇の書の意思をミズチの鎌で消滅させて降下を続行。 敵地の乗り込む話なのでエピローグは殆ど無く予告やって終了。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・第6話】 最終決戦、はじまります。皆が到着するとBGM「Nefertiti」(マナケミアのボス戦曲の1つ)とともに 偽なのは量産型とシンのデストロイが登場。シンにデストロイって似合うな。ステラのだし性格的にも。 RPGによくある?戦闘前の伏線回収な展開へ。律儀に待ってるシン。タクトは撃つのか。 実際こういうシーン自体は見るけど何で皆待ってるんだろうな?って言ってるが展開の都合だろうね。 シンが突撃しなかったので普通に戦闘開始。偽なのは量産型は皆でボコボコにしてあげた。 というより全員揃うと役割分担がはっきりしてて余裕で戦えるパーティが完成してるから当然か。 なのは他の前衛攻撃型、ナナリー他の中距離支援型、フィロ他の後方回復型でバランスが凄く良い。 さてシンのデストロイ戦。MAPWが多いが言い換えれば通常攻撃が弱めなので余裕がある。 HP50万なのであっさり倒せた。 そして闇の書の力が暴走か開放か分からんがコアでもある、余計なものがゴチャゴチャ状態で登場。 実際タクトの台詞がこんなんです。ちなみに名前は闇の書の暴君。HPは70万か。 ここでBGMが「Pray」でKeepBGMに。雰囲気が最終決戦全開だ。 で肝心のラスボス。全体的にデストロイの強化版。敵の時のヴィヴィオの方がHP以外は上だと思う。 ここで1つ注意。多分作者氏が製作の時に書き忘れたんだろうけど勝利条件が変化しており 勝利条件①:闇の書の暴君のHPを15%以下にする 勝利条件②:闇の書の暴君を破壊する の2つになっている。サブタイトルの事と一緒にメールか掲示板で伝えておいた方が良いかな。 まぁとりあえず②の破壊を目指す。つまり1度にHPを105000削れば良いのか。 損傷率をギリギリの84%にして、なのは(スターライトブレイカー)→タクト(ミズチの鎌)で破壊成功。 逆だと時々なのはがブラスタービットで援護するので、この組み合わせが確実。 戦闘勝利イベントで意外にもなのはがスターライトブレイカーを詠唱して発動。 詠唱するかしないかで威力変わるのか、それとも雰囲気の問題か。俺は後者だと思うがどうなんだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・完結END】 後日談その1。アンナとオリカが物凄い会話してる。杏の言うとおり気にしない方向で。 ナナリーは予知が使える為か連合の本拠地の状態が既に分かってるみたい。皆は一応確認中? ミズチかリインにバッテンチビって言ってる。アギト居ないから変わりにって感じか。2人は仲悪いのか? さて連合の本拠地の人達はスターライトブレイカーと闇の書の暴君の爆発のせいなのか見事に皆殺し。 まぁ敵がスッキリ居なくなって良いと思う。連合は支配国家みたいだし自業自得って事で納得しとく。 そしてヴィヴィオは無理してたのか倒れた。皆さっさと帰るようです。居る意味無いしな。 学園に帰って3日経過。BGMが「Beautiful Amulet」(なのはStS後期ED)に。 タクトはまた研究室に篭ってる。ヴィヴィオ治療中だから当然なんだけど きららとルーテシアに引き篭もり呼ばわりされるタクト。ってルーテシアが何故に居る? 行く所無いからキャロにそのまま着いてきて学園にも転入したんだろうか? そして治療終わってヴィヴィオ復活。外見・性格・言動ともに原作のヴイヴィオになっちゃいました。 当然だが皆思い切り驚いてるな。大騒ぎの中でタクトが何故こうなったか説明してる。 簡単に言うとジュエルシード・魔力コア(原作のリンカーコア?)を無くして魔法を使えなくしたら 上2つで無理矢理成長させてたので幼児化して記憶の一部も無くしたらしい。 外見(茶髪→金髪、瞳が赤→オッドアイ)になるのも最適化の影響って事なんだろう。説明無いけど。 さて皆でお昼ご飯。本当にご飯のシーン好きなんですね作者は。 食事はお箸を使う料理らしく(さららが作ってるから日本料理だろうか?)ヴィヴィオは知識欠けた事もあって なのはにお箸の使い方を矯正されてる。どうやらきららも昔矯正されたみたい。 タクト・なのは・使い魔3姉妹と杏はもう6年くらいの付き合いらしい。ここでアンナが疑問によりこんな会話が。 アンナ「それはまた…っていうか学園に入る前から付き合いがあったんですね…ってあれ?」 アンナ「学園を卒業していない人が魔法や錬金術を行使するのは違法の筈では…?」 タクト「知らんな!」 さくら「違法などバレなきゃ良いのさ!バレなきゃ!」 それは原作のフィロだ、と突っ込んでおこう。そしてこの後もアトリエメンバー(というか一家?)の団欒は続く。 ちなみになのはが厳しめの教育方針なママっぽいが原作でのヴィヴィオの教育もこんな感じ。 優しいけど甘やかさないのがなのはママ、優しくて甘いのがフェイトママ、という感じ。 シュレリア「その翌日♪」何かシュレリア様まで楽しそうです。 さくらが何かお願いがあるようだけどタクトは疲れてるから、なのははヴィヴィオの教育で忙しく構ってくれません。 さくら「じゃあキャロは~?」って言ってるが今は学園が休みなので来るかどうか分かんない、との事。 とか言ってたらキャロがルーテシアと一緒に登場。でもやっぱりバイトがあって頼みを聞けないみたい。 ここで杏に頼めないか聞くとバイトで爆弾製作を頼まれてるらしく、タクトに超強力な爆弾を作ろうと 思っている事を話す。タクトはタクトで建物1つ全壊レベルの爆弾作ろうとノリ気に。 やっぱりタクトと杏の意思疎通が凄い。息ピッタリ。でヴィヴィオが何か作るのか聞いてきたのだが 爆弾の事が良く分からないらしく一緒に作る事に。止めようとするなのはも勉強って事で黙らせちゃったよ。 そしてナナリー達が登場。ザフトと連合の今後とか報告に来たみたい。わざわざお疲れ様。 でさくらはと言うと。 さくら「あ~ヤミちゃん…今日暇してない?」タクトが言うとおり最早頼む相手に見境無しです。 前に出てきたヤミちゃんの転移装置の改良を依頼料にする事で交渉成立らしく依頼内容へ。 なのはStSのレリックが見付かったんだって。ちなみに魔力結晶で動力のコアだと思ってください。 ここでタクトがレリックを使えば超強力な爆弾になると思い杏に持ちかける。 使えないなら使えないで良いらしく、他にも使い道なんて幾らでもあるみたい。しかも タクト「休み明けには色々イベント多いし……」 杏「今後の盛り上げ用に利用する訳ね…良いわ乗った!」 そしてヴィヴィオも連れて危ない遺跡へレッツゴーしたタクト・杏・ヴィヴィオ。 なのは「ってタクト!危ない遺跡にヴィヴィオ連れて行ってどうするの!!」 ママがお怒りになるも時既に遅く、なのは「あの問題児2人を捕まえてぶっ飛ばす!!」為に ナナリー・マドカ・金色の闇・ココノ・きらら・さららを連れて追いかけるなのは。 出て行く瞬間にフィロ達が帰ってきて驚くも、キャロ「まぁ後で分かるよ……」と流された。 そして最後の場面、学園・マナ遺跡(中域)へ。遺跡の名前はマナケミアより。 止まらないと撃つと言うなのはに対して先制攻撃しようとするタクト。 でも既になのははディバインバスターのチャージ中。 タクト「って返事も待たずに準備してんじゃねぇか!!」 杏「っていうかヴィヴィオごと撃つ気?」 なのは「外さないから問題無し!!」 確かに外さないとは思うが危ないって。 ミズチ「この後マスター達がどうなったかはご想像にお任せしま~す♪」 で締め。名付けるなら「ドタバタ学園END」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【なのは編・未完END】 連合の本拠地は完結ENDと殆ど同じ状態。ヴィヴィオは重症だけど一応生きてる。 BGMが「星空のSpica」(なのはStS前期ED)に切り替わると同時に 次のシナリオの布石を出しつつ終了。続きが無いとこっちは何も言えないので割愛します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【総評】 1つ1つ部門分けして評価して行きます。 『ストーリー』 原作知ってると「ああ、こんな会話(展開)あったなぁ」と思える部分が結構ある。 特に学園編で顕著。納得行くかは人それぞれなので原作知ってる人は 実際に見て評価してくださいとしか言えないです。 非戦闘キャラが戦闘してたり杏がバルディッシュ使ってたりなんてのは気にせず 遊べる人はやってみてくださいという感じ。展開に関しては好き嫌い分かれるけど 参戦作品知ってて好きなら(特に学園編はマナケミアが好きなら)やってみる価値はあるかと。 逆に知らない人のプレイは作者が元々想定に入れてないようなので意味不明な部分が 多数出ると思います。Wiki見たくらいで分かるネタは無いに等しいです。 『戦闘』 インフレ状態でバランス取った感じ。SP・改造・アイテム無し。 回避も特殊能力頼みという変わった戦闘です。 SP無しなのでGジェネに近い感覚って言えるかもしれません。 キャラごとに役割分担がはっきりしてるので所謂空気は居ません。 それに運用次第で誰でも攻撃役になれます。危険率は上がりますけどね。 『設定』 オリ設定とか俺設定は1つの世界にバラバラの作品のキャラを集めているので 当然存在してます。ただ極一部を除いて性格・言動は変化して無いので キャラ自体には違和感少ないと思います。オリ設定はそれぞれのキャラを 入れる為には大小の違いあれど必要なので、気になるかならないかは 人それぞれです。特にこのシナリオは参戦作品が参戦作品なので 設定改変無しで放り込んだら世界設定が滅茶苦茶になりそうです。 でも学園編の展開なら設定の矛盾を無視すれば楽しいかも。 『オリジナルキャラ』 タクト1人だけ。上の設定同様に参戦作品を混ぜる為に 色々な作品の必要な部分を持たせたような設定の持ち主です。 こういう最強キャラは好みが分かれるタイプの筆頭でしょうね。 このシナリオだとメインとサブの中間くらいの立ち位置なので 完全に単独で主人公として登場するシナリオだと印象が変わるかも。 俺が見た限り桜内義之が基礎の1つになってる気がします。 ※桜内義之 D.C.Ⅱの主人公。D.C.Ⅱ本編は前作の音夢END後の世界。 義之はさくらが「前作主人公の純一と結ばれた(=さくらEND後)」場合の息子。 つまりD.C.Ⅱ本編では桜の木の魔法で創造された異物と言える存在。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【まとめ】 今後のシナリオで同一世界を使ったシナリオを製作予定のようなので 説明がされてない事が多数居ます。思う限り挙げると タクト、さくら、あとヴィヴィオの最後の伏線とか。 特にさくらは今後のシナリオのキーキャラにされそうな印象がします。 未完ENDで名前が出たシナリオの紹介ページ全てにさくらが居ますし。 タクトも居るので何か設定や役割を持たされてる気がします。 このシナリオを一言で言うと「今後の下地を構築する為のシナリオ」ですかね。 まずSRCシナリオで使われないだろうけど俺が好きな作品が 多数参戦してるのと、俺は非戦闘キャラが戦闘するのなんて 面白ければOKって思うので個人的には今後のシナリオが楽しみです。 まぁ間違い無く楽しめる人の幅が狭い作品だとは思います。 でもやりたい事をやりたいようにやれるのがSRCの良い所だと思います。 戦闘バランスは難し過ぎず簡単過ぎず、好きなキャラ優先で戦えるので 今後はこのままで行って欲しいですね。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【最後に】 原作知らない方に向けて自分が出来る範囲でのフォローを書いたので 非常に長いレビューになりました。 最後まで読むのは大変というか疲れたと思います。 以上でレビュー終了です。お疲れ様でした。
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没収漏れのアイテム キングの携帯電話@魔法少女リリカルなのは マスカレード キング@魔法少女リリカルなのはマスカレードが持つ、ごく普通の携帯電話。相川始@魔法少女リリカルなのは マスカレードがカリスに変身する瞬間、ギルモン@デジモン・ザ・リリカルS Fの死体、などの動画像が保存されている。なお、ロワに持ち込まれるにあたり、写メ・ムービー以外の全ての機能は停止しており、外部から連絡を入れられるのは主催者側のみ。 スバルのはちまき@魔法少女リリカルなのはStrikerS スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerSが装備していたバリアジャケットのはちまき。ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反目のスバルの傷を止血すべく、右腕に巻かれている。 経過 ↓ 【G-7 デュエルアカデミア】内にて紛失・使用不能 ナンバーズスーツ(クアットロ)@魔法少女リリカルなのはStrikerS クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerSが装備していたスーツ。誤解を避けるためにクアットロは現在これを脱いで支給品の制服を着ている。 経過 ↓ 【D-5川の中】 ↓ 【柊かがみ@なの☆すた】 濡れたパンツ@コードギアス 反目のスバル シャーリー・フェネット@コードギアス 反目のスバルの下着が諸般の事情により濡れ、特記事項となった為に生じた物。幸いにも【誰がために彼の者は行く】にて新品と穿き替えられた模様。 経過 ↓ 【B-7】温泉施設内 パイロットスーツ@ゲッターロボ昴 武蔵坊弁慶@ゲッターロボ昴が着用していた黄色いパイロット用スーツ。目立つから脱いでいる。 経過 ↓ 真っ二つにされた状態で【D-4学校の校庭】に放置 白衣@魔法少女リリカルなのはStrikerS シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerSが装備していた管理局支給の白衣。夜闇では白衣は目立つという理由で脱いでいる。なおこれで血を拭いた為に若干血が付着している。 葉巻のケース@NANOSING インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング@NANOSINGが持つ、ごく普通の葉巻き入れの箱。中に葉巻が数本入っています。 経過 ↓ 【インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング@NANOSING】 ↓ 【キャロ・ル・ルシエ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 半裸のナンバーズスーツ(チンク)@魔法少女リリカルなのはStrikerS チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerSの装備しているスーツが交戦によって破損し、特記事項となった為に生じた物。大部分が破けており、衣服としての機能は失われている。 メビウスブレス@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは ヒビノ・ミライが所持しているウルトラマンメビウスに変身する為のブレスレット。変身せずとも、メビウスの各能力を使用する事が出来る。また、ナイトブレス@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのはと合体する事でパワーアップする事が可能。 レリック(シリアルナンバー不明) ルーテシア・アルピーノの体内に埋め込まれていたレリック。ルーテシアの死亡後、キャロ・ル・ルシエ@魔法少女リリカルなのはStrikerSによって体内から引きずり出された。 経過 ↓ 【ルーテシア・アルピーノ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 会場に設置されたアイテム 黒の騎士団専用トレーラー@コードギアス 反目のスバル 藤堂が加入するまで利用していた黒の騎士団の移動基地。 KMFの稼動準備だけでなく各方面よりのデータの収集と総合分析が出来る。 また長期の生活を出来るだけの設備がある模様。 経過 ↓ 黒の騎士団専用車両車庫内 ↓ 【L@L change the world after story】【ザフィーラ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 ↓ 【アレックス@ARMSクロス『シルバー』】【L@L change the world after story】 浴衣 温泉施設内に配備されている、ごく普通の浴衣。傍には着付け方を記した張り紙もあるので、初めての人でも着るのにあまり苦労はしない。余談だが、替えの下着も完備されている。 704式ヘリ@魔法少女リリカルなのはStrikerS ヴァイス・グランセニック、アルト・クラエッタが操縦した輸送用ヘリ。内部には十数人を収容できるスペースがある。 待機形態のインテリジェントデバイスを操縦桿に組み込むことで、インテリジェントデバイスはヘリを操縦することができます。デバイス無しでも操縦はできますが、その場合は完全にマニュアル操作となります。 デバイスによる操縦の場合は、操縦中は常に組み込まれている必要があるため、デバイスは操縦以外の事が出来なくなります。 ゾナハカプセル@なのは×錬金 ゾナハ病@なのは×錬金 を封梱した飲用カプセル。金属製の小さなケースに入っている。カプセル内には銀色の霧(超微細な虫型自動機械の群)が詰まっており、服用した者にゾナハ病を発症させる。ゾナハ病の症状は、以下の通りです。 不定期で発生する、呼吸困難と全身に渡る痛み。他者を笑わせると一時的に沈静化する。 被験者服@魔法少女リリカルなのはStrikerS ジェイル・スカリエッティが被験者に着せる、何の変哲も無い極普通の衣服。StrikerS20話でスカリエッティに捕らえられたヴィヴィオが着ていた、アレ。 砂糖1kg×10 一般のスーパーで販売されている砂糖。 経過 ↓ 【金居@魔法少女リリカルなのは マスカレード】により一つ消費 ガジェットドローンⅠ型@魔法少女リリカルなのはStrikerS 全3体。ジェイル・スカリエッティが開発した半自動機械。カプセル状の形態で、飛行によって移動する。 主に熱線放射、コードによる打撃、コードによる他機械制御、レリック探索といった機能を持っている。 また設定を入力する事により、その行動の指針を決定する事も出来る。 以下、バトルロワイヤルに際する制限 ※熱線射出による攻撃の使用不能 ※コードによる機械操作の使用不能 以下、放たれた2体のチンクに施された設定(状況次第では可変) ※ランブルデトネイターにより、一定以上の負荷で中規模の爆発 ※装甲表面に以下の文が記されています。 「朝までに病院へ集合。生きて会おう姉と妹よ by 5姉」 行動基準1.市街地に向かい、通路状を周回する。 2.戦闘機人を見つけた場合、接近して目前で一時停止、後に 1 に戻る。 3.生命体を見つけた場合、接近して体当たりして自爆(ランブルデトネイター)する。 のちに【1日目 昼】の時点で全機破壊される。 リビングデッドの呼び声@リリカル遊戯王GX 遊戯王カードの一種。デュエルディスクにセットする事で発動できる。 このロワで消費してしまったモンスターカードを復活させ、再度攻撃命令を下すことができる。ただし、召喚した本人でなければ、復活させることはできない。 また、単体で使用した時には、戦闘後に復活させたカードもろとも消滅するが、 デュエルディスクの魔法・罠ゾーンにセットしておけば、引き続き復活させたカードを保有することがきる。しかし、このカードが破壊されるなどして、魔法・罠ゾーンから離れた時、復活させたカードは消滅する。 レッド・デーモンズ・ドラゴン@遊戯王5D s ―LYRICAL KING― 遊戯王カードの一種。デュエルディスクにセットする事で具現化できる。 黒と赤の屈強な巨体を持ったドラゴン。攻撃力3000、守備力2000。シンクロモンスターという特異な性質を持っており、レベル合計が8となるように、チューナーモンスター1体とその他のモンスターを用意しなければ、召喚できない可能性が高い。 相手モンスターを攻撃した時、相手フィールド上の守備表示モンスターを全て破壊する。また、自分のターンのエンドフェイズに、攻撃を行わなかったこのカード以外の自軍モンスターを全て破壊する。 高町士郎のワイシャツとズボン@魔法少女リリカルなのは 高町士郎所有のワイシャツと紺のズボン。 【F-2 翠屋】にあったものをシャマルが拝借させてもらっている(ただし男性用ゆえシャマルには少々大きいようだ)。 私立風芽丘学園の制服@魔法少女リリカルなのは 高町美由希が通う私立風芽丘学園の制服。 【F-2 翠屋】にあったものをクアットロが拝借させてもらっている。 ゼロの衣装(予備)@【ナイトメア・オブ・リリカル】白き魔女と黒き魔王と魔法少女たち ルルーシュ・ランペルージのゼロとしての衣装とマント。 【C-3 商店街】にあったものをC.C.が持ち出した。 出展元SS中での描写から推測するに、「コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー」版のゼロの衣装と見るのが正しいと思われるが、 もとより1期ゼロの服に少し装甲をつけた程度の違いしかないので、大して気にするほどでもないだろう。 ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ 森の風景を描いた油絵。製作者はブレンヒルト・シルト。 ちなみに下書き状態の人物は老人→レオーネ・フィルス、少女→幼い頃のブレンヒルト、女性→ミゼット・クローベル(たぶん若い)、最後の一人→ギル・グレアムとなっている。 涼宮ハル○の制服(カチューシャ+腕章付き)@なの☆すた 某有名アニメ涼宮ハル○の憂鬱に出てくる主要人物が通っている県立北高校の女子用の制服を再現したもの。 水色と白のセーラー服とスカートで、胸元の臙脂色のリボンが特徴的。 ただし涼宮ハル○(CV:平野綾)仕様という事でオプションとして黄色のカチューシャと『団長』と書かれた腕章が付いている。 泉こなた@なの☆すたはアルバイトのコスプレ喫茶でこの衣装を着用している。 【G-6 アニメイト】に商品として置かれていたものを持ち出した。 フェルの衣装@なの☆すた 某18禁ゲームプリズム・アー○に出てくる自称「自称天才魔法操者」フェル(CV:水橋かおり)の衣装を再現したもの。 先が二つに分かれた大きな薄紫色の帽子と背中の大きな薄橙色のリボンが特徴的。 【G-6 アニメイト】に商品として置かれていたものを持ち出した。 とがめの衣装@小話メドレー 奇策士とがめが着ている着物。D-2スーパー内にあった何かの宣伝用のマネキンが着ていた物。 左右非対称で奇抜な意匠だが特に機能性に問題はない。腰の部分が心許ないように見えるが中が見える事はない。 支給品から変化したアイテム 鉄の矛 浅倉威@仮面ライダーリリカル龍騎の支給品【鉄パイプ@現実】が、エネル@小話メドレーの技「グローム・パドリング」によって変形したもの。刃の部分が三つ又になっている、柄の長い矛。 経過 ↓ 【浅倉威@仮面ライダーリリカル龍騎】(【鉄パイプ】時) ↓ 【エネル@小話メドレー】(【鉄の矛】化) ↓ 電撃過負荷により使用不能レベルまで劣化、放置 セフィロスのメモ セフィロス@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使が、八神はやて@仮面ライダーリリカル龍騎に残した書き置き。基本支給品のメモに記されたもので、簡単なミッドチルダ語で書かれている。 経過 ↓ 【セフィロス@魔法少女リリカルなのは 片翼の天使】(【メモ用紙】時) ↓ 【八神はやて@仮面ライダーリリカル龍騎】(【セフィロスのメモ】)化 ↓ 【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 『CONTRACT―契約―』と『SEAL―封印―』 契約モンスターを破壊されたカードデッキ(ベルデ)の中に出現したカードで、全てのカードデッキ(ブランク)に入っている。 『CONTRACT―契約―』のカードを使用することでミラーモンスターと契約することが可能。契約後は消滅する。 『SEAL―封印―』のカードを使用することで現実世界に居るこのカードの持ち主をミラーモンスターは襲えなくなる。 尚、カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎には最初から契約のカードが入っていた。 経過 【柊かがみ@なの☆すた】 『CONTRACT―契約―』と『SEAL―封印―』 契約モンスターを破壊されたカードデッキ(インペラー)の中に出現したカードで、全てのカードデッキ(ブランク)に入っている。 『CONTRACT―契約―』のカードを使用することでミラーモンスターと契約することが可能。契約後は消滅する。 『SEAL―封印―』のカードを使用することで現実世界に居るこのカードの持ち主をミラーモンスターは襲えなくなる。 経過 ↓ 【C.C.@コードギアス 反目のスバル】 【天道総司@魔法少女リリカルなのはマスカレード】 参加者の能力で出現するアイテム カリスラウザー@魔法少女リリカルなのは マスカレード 相川始が固有に持つ能力によって発現できる武器。ベルト型のカードリーダーであり、バックル部にラウズカードを通すことにより、そのラウズカードに封印されたアンデットの姿に変身できる。 またこれと同様に、「醒弓カリスアロー」という、弓に似た両刃の剣も発現させる事が出来る。これは剣と弓矢の機能を持つ他に、カリスラウザーのバックルを取り付ける事で、読み込んだラウズカードの能力を攻撃に付加させる機能を持つ。 オールオーバー、ソリッドシールド@魔法少女リリカルなのは マスカレード キングが発現できる武器。オールオーバーはカブトムシの角に似た刀身の剣で、ソリッドシールドは腕に備え付けるタイプの盾。どちらもかなりの強度を誇る。 ヘルター、スケルター@魔法少女リリカルなのは マスカレード 金居が怪人体時に発現できる武器。どちらもクワガタムシの角に似た刀身の剣で、二本一組の双剣として用いられる。 バリアジャケット(魔女の黒装束) ブレンヒルト・シルト@なのは×終わクロの衣服が、バルデッシュ・アサルトによってバリアジャケットに再構築されたもの。黒いワンピースに三角帽子の、典型的な魔女が着る服装を模している。 バリアジャケット(●坂凛@某有名アダルトゲームの衣装) 柊かがみ@なの☆すたの衣装が、ストラーダによってバリアジャケットに再構築されたもの。真紅の長袖セーターに漆黒のスカートとニーソックスと、某有名アダルトゲームのキャラの服装を模している ラウズカード(ジョーカー)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 相川始が死亡したことによって出現。 不死の怪物「アンデット」のうち、4つのどのスーツにも属さない「ジョーカー」を封印したカード。ラウザーに通す事により、カードが持つ能力を使用者や武器に付加させる事が出来る。 あらゆるラウズカードの能力を有しており、使用者が望むカードの代用として使用することができる。
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系統∥戦士系|剣士系|格闘家系|シーフ系|アーチャー系|メイジ系|風水士系|僧侶系|治療士系|魂改士系|楽士系| |商売人系|ガンナー系|砲術士系|スペルトリガー系|グレネーダー系∥ 派生∥格闘家 武術家|拳闘士|ストライカー∥ ストライカー ※初級コスチュームと比較し、赤は成長値上昇(移動コスト短縮)、青は成長値減少(移動コスト増加) 命力 魂力 腕力 体力 器用 素早 魔力 抗魔 集中 成長値 +4 +4 +5 +2 +2 +6 +1 +1 +1 HP TP 攻撃 防御 魔攻 魔防 行動 補正値 0 0 +10% 0 0 0 +15% 基本移動コスト 7 ストライカーアビリティ ID 名前 効果 SP AC 派生必要条件 36 行動力アップLv2 行動力が15%上昇する 2 2 行動力アップLv1 710 フットワークLv1 行動力が10%、回避率が5%上昇する 2 2 行動力アップLv1 315 アクセラレーターLv1 通常攻撃時、30%で追加待機ゲージが20減少する 3 2 行動力アップLv1 320 ソニックブロウLv1 通常攻撃時、10%でDSが攻撃力+行動力になる / 靴装備 2 3 行動力アップLv2? 901 肉斬骨断 直接攻撃に対し、10%で 受けたダメージの一部を上乗せして反撃する/ ガード 3 3 カウンタLv1 連撃回避 連撃に対し、2撃目以降を(連撃数*10)%の確率で回避する/ ガード 3 2 系統∥戦士系|剣士系|格闘家系|シーフ系|アーチャー系|メイジ系|風水士系|僧侶系|治療士系|魂改士系|楽士系| |商売人系|ガンナー系|砲術士系|スペルトリガー系|グレネーダー系∥ 派生∥格闘家 武術家|拳闘士|ストライカー∥
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本日の献立は! …肉じゃが! おひたし! ぬか漬け! 味噌汁の具は、油揚げとほうれん草なり。 配膳確認、各自、箸の置き忘れはないか? ヴィータよ、速やかに席につけ。 飯が冷めるなり! シグナム、シャマル、リィン、はやて、覚悟…着席完了。 ザフィーラに猫まんまの用意あり。 全員…そろった、準備よし。 いざ! 「いただきます」 強化外骨格は飯を食えぬが、家族は皆で食事を摂るが八神家の掟なり。 今宵もただ、食卓に席並べて鎮座す。 魔法少女リリカルなのはStrikerS 因果 第四話『葉隠禁止(前編)』 あの日、いきなりはやてが知らない男を連れて帰ってきた。 シャマルがそいつの名を知っていた…葉隠覚悟。 クソ重てえユニゾンデバイス、零(ぜろ)のマスター。 大ケガしてるくせに空港火災で人助けに走り回ってた、 死んでない方がおかしいケガで走り回ってたやつだ。 それだけでも胸クソ悪い…のに、一緒に話してるはやてが楽しそうにしてるのを見て、決定的にムカついた。 最初は数日世話になるだけ、とか言ってたけど、何考えてんだか全然わかんねーし。 わざとお茶、頭にこぼしてみても、なんにも言わねーで拭きやがるし。 怒るとかなんとかしろよ! バカにしてんのかよ! あの目つきがムカつく。 なんか色々見透かされてるみてーでムカつく。 もっとムカついたのは、こんな風にキレてたのがこのあたし、ヴィータ一人だけだったってことだ。 シャマルがいきなり言い出しやがったんだ。 「いっそ、ここにずっといれば? 覚悟君」 入院中はずっと身の回りの世話してたんだっけか、情が移りすぎだってんだよ。 「はやてちゃんは簡単に言うけどね、首都圏だと住む場所も高いのよ」 おめーこそ簡単に言ってんじゃねえよ、男だぞこいつ。 「はやての力になる気があるなら、ここに居る方がよほど実際的だ」 なのにシグナムまでこれモンだったから、あたし一人で認めねー認めねーって言ってたら、 「本日まで、まことお世話になりました」 荷物まとめて敬礼してよ、さっさと出て行きやがったんだよ、あいつ! 完ッ璧あたしが悪モンじゃねーか、ざけんな! その後、はやてに本気で怒られた。 「覚悟君、独りぼっちなんよ。 独りぼっちの子をほっぽり出すなんて最低や」 全員で探しに出て、なのはとフェイトにも手伝わせて、 明け方、あいつが高級住宅街の川べりで座り込んでたのを見つけたのは、よりにもよってあたし自身だった。 帰ってこいなんて言いたくなかった。 あたしは心を許していない…だから。 「メシ、できてんぞ、来いよ…いいから!」 それで突っ張り通して連れ戻したのが、早くも半年前の出来事だ。 今じゃずいぶん慣れたもんだよ、我ながら。 はやての言う通り、あいつが管理局の仕事を手伝うこともあった。 戦力としては、くやしいけど認める。 うちに来て早々、なのはとの対戦結果を聞いてたシグナムが心待ちにしてたみてぇに模擬戦を申し込んだんだけど、 正午に始めてから日が落ちるまで、ずーっとにらみ合ったまま動かねえのな。 で、最終的には、 「積極!」 「紫電!」 同時にしかけて相打ち。 剣と拳が紙一枚の隙間で止まってた。 「葉隠覚悟は袈裟懸けに深き一太刀浴び、即死いたしました!」 「烈火の将シグナム、貴様に首を砕かれて二度と立てん!」 「零(ぜろ)の意志、果たせぬまま終わりました」 「主はやてを置き去りに散ってしまったか」 「不甲斐なき也(や)!」 「私もだ!」 なに、固い握手してんだよ。 戦い通じて友情はぐくんでやんの。 これだからバトルマニアはイヤだよ。 それからはもう、ヒマを見つけては試合(しあ)ってて、たまにあたしも巻き込まれたから、 弱いわけねーってのはよーくわかった。 ラケーテンハンマーを『因果』された時は最低の気分だった。 回転始めて力を溜めた瞬間に「隙あり 因果」とか、やってらんねーよマジで。 空気読めってんだよ。 おかげで、より遠くから打ちかかれるように技自体を改良するしかなかった。 そんくらいには、強い。 だから、ガジェットドローンを素手でズッコンバッコンぶっ壊されても、別に驚かなかったな。 零(ぜろ)は仮封印処置を取られてて許可がないと使えねぇって話で、 シグナムと立ち会ったときにも実際装備しなかったけど、ぶっちゃけあいつ武器いらねーって。 ま、そんなこんなのそんなこんな。 全員一緒の休日がとれたあたし達は、遊園地に行くことになった。 クラナガン・サン・ガーデン。 最近できた遊園地だとか。 んなことはどうでもいいんだ、楽しけりゃな。 だけどよ…こいつ、完ッ璧、ダメだ。 マッハがつくポンチ野郎だ。 はやてにムリヤリ組まされて、その辺はっきしわかった。 ガンシューやったんだよ、ガンシューティングな。 『スーパー・リアル・アサルト3』。 最近ゲーセンに入ったばかりの新作が、大迫力の立体映像で遊べる。 遊園地だと後がつかえるから、二人プレイでライフ共有になってるけどな。 うん、まあ、銃自体はうまかったんだよ。 ほとんど百発百中であきれたしな。 だけど弾は切れるようにできてるのがゲームってもんで、 「弾、切れるだろ、あれ撃てよ」 向こう側に出てきたカートリッジを指さしたんだけどよ… 「なにやってんだよ、撃てってば」 「火薬の塊たる弾倉に銃弾叩き込むなど、正気か、ヴィータ!」 「いやこれ、ゲームだから! ゲームだから! そういうモンなんだってば、そういうルールなんだってばよ」 「しかし…これはリアル、すなわち現実的であると銘打たれていたからして、そのような…」 「だーっ、アホヤローッ」 銃をぶん取ってあたしが撃ったら、弾が満タンになって、 あいつは釈然としない顔でゲームを続けてた。 あたしもぶちぶち言いながら結構先まで行けたんだけどよ、それで終わりじゃなかったんだよなあ。 ガンシューだとよ、ヘルプミーとか言って出てくる民間人いるじゃん。 撃つとワンミスになる邪魔なやつ。 ボスの直前に大量配置されてたんだよな、今作。 それを、あいつな…反射的に撃っちまったのな。 アーオゥ! とかいう悲鳴と一緒にワンミス。 「…今のは!」 「民間人だな、撃つとワンミス」 「なんだと…」 「あいつの盾になるよーに配置されてんじゃねーかな」 「外道許さじ! 正しき因果極めてやる」 んで、銃をピッタリ構えたかと思ったら、奥にいた敵キャラにしこたまぶち込みやがった。 一発撃てば死ぬのによー、こいつはもー。 「あらがえぬ人々の痛み、覚えたか」 「ノリノリだよな、おめー…あ、でも一発残したのな」 弾の補充のために残したか、やっと飲み込めてきたみてぇだな。 ここからはフツーにやれそうだ、そう思ってたのによぉ。 「…何やってんだ? それ、何のマネだ?」 「自害なり」 大真面目に銃口をてめえの頭に向けているこいつに、そろそろ泣きたくなってきたあたしは正常だよな? 「誤射にて罪なき人の生命を絶ったとあらば、我が生命、捧ぐ以外に償う途(みち)なし」 「だから、これゲームだから! それより、ボスが来っぞ」 「首魁(ボス)!」 また眼鏡をギラリと光らせやがった、こいつ。 嫌な予感がするんだけどよ、とりあえず言うだけのことは言って… 「弾一発じゃどうしようもねーから、おめーはすっ込んで」 「問題なし」 「はぁ?」 「胸すわって進むなり。 正義に敗走は無い!」 もう、何言っていいんだか全然わかんねえ。 その後すぐ、ライフ共有のせいで、あたしもろともゲームオーバーになった。 「あっはっはっはっは!! ふわはははははははっ!!」 何が悪かったのであろうか。 てめえはリアルで死ねと言われて蹴飛ばされたゆえ、 昼食がてらはやてに一部始終を伝え是非を問うてみたのだが。 …なにゆえ、皆は笑うのか? シャマルに、リィン、シグナムまで。 「あー、もうダメ、お腹痛くなっちゃって、もう…あはは、ははははっ」 「お腹が痛い?」 「言っておくが違うぞ覚悟、ぷっ、くくくくくっ」 食事に悪いものでも入っていたのかと立ち上がりかけたのを シグナムの両手に軽く制された。 「いや、すまん、おまえを笑い物にする気はない。 むしろその馬鹿正直さは好ましい」 「なにが悪かったかって、本気で聞いてるんだもんね、ふふっ」 「リィンはそんな覚悟くんが大好きなのですよー」 「わたしもや。 もー、ほんと、覚悟君らしーわぁ」 笑い物にされているなど、最初から思っておらぬなり。 皆の微笑みが、これほどに暖かければ。 ザフィーラに目をやると、尻尾をひとつ振って寝転んで居た。 その脇にかがみ、なにやら下を向いていたヴィータが立ち上がり、こちらに向けるは鋭き視線。 「どいつもこいつも…あたしの身に、なれッ!」 ずかずかと歩み来て、わが傍らに置かれたトランクをばんと叩く…何をする。 「零(ぜろ)よぉー、おまえ、こいつにどういう教育してんだよ、こらぁっ」 『我らはただの強化外骨格なれば、常識一般を教えることはできぬ』 零(ぜろ)はすでに心を許していた。 はやてに近しい人全てに。 やはり、はやて主導による徹底した人間扱いが効いているのかも知れぬな、と思う。 零(ぜろ)も一度は止めたらしいが、郷に入りては郷に従えと逆に諭されてしまったという。 ヴィータがこうしてからむのも、今日では日常茶飯事なり。 「にしてもよぉー、もうちょっとよー」 『生まれた世界が違うのだ! やむをえぬ部分は許してくれぬか』 「あんまり、零(ぜろ)を困らせたらあかんよ、ヴィータ」 荒れる様を見かねてか、はやてがたしなめにかかるも、 ヴィータはますますへそを曲げている様子。 やはりおれに落ち度ありか。 「あたしが困らされてんだよ、こいつに! とにかく、もうあたしはイヤだからな、こいつとは行かねー」 「よくわからぬが、申し訳ない」 「謝ってんじゃねーよ、もっとムカつくんだよ」 ではどうしろというのだ。 半年も共に生活しているが、このヴィータのことは未だわからぬ。 彼女らは皆、かつては闇に囚われた戦鬼(いくさおに)であったとは シグナム、シャマル自身の口よりすでに聞いており、その強さにも首肯せざるを得ぬが、 日常のヴィータがただの少女に過ぎぬことに変わりなし。 おれの何が彼女の機嫌をそこねるのか… 「ほなら、しゃーないわぁ」 はやてが席を立ち、おれのとなりに来た。 彼女もまた、たまにわからぬことをするので困るが… 「覚悟君、一緒に行こか。 お化け屋敷」 「お化け屋敷?」 「ヴィータが行きたないみたいやし…怖いんやね」 「彼女ほどのものが恐れる場所とは!」 奇っ怪至極! 遊園地、まっことわからぬ場所(ところ)なり。 先の射撃訓練施設といい…ここは民間人の遊戯場ではないのか? 「わたしは覚悟君と一緒なら怖ないねん」 「了解、謹(つつし)んで護衛させていただく」 …なぜ笑う、シャマル、シグナム。 これは試されていると見るべきか。 よかろう、ならば応えよう。 お化け屋敷がいかなるものであろうとも、はやてに指一本触れさせぬなり! 「征くぞ!」 「うん。 みんな、零(ぜろ)のこと見ててなー」 「待て、っつの」 突如、足を踏みならしたヴィータに振り返ると、 またずかずかとした足運びにて我らの征く道阻みたり。 「止めるな、ヴィータ」 「あたしも行くってんだよ」 「怖くはないか」 「ざけんな」 「良し!」 やはり彼女も戦士であった! ならば共にいざ征かん。 目標、お化け屋敷! 「あ、リィンも行くです、行きたいですーっ」 ―――これが、わが腑抜けぶり思い知る、実に五分前であった。 「覚悟くんたら、もう、ねえ?」 「まったく、少しは洒落のわかる男になれと言いたいが…どうした、零(ぜろ)?」 『侵略行為が行われている!』 「…なに?」 『半径50m以内、室内なり』 「なん、だと」 『追うのだ、覚悟を! はやてを!』 「言うに及ばず!」 「くるしい、ひぐっ、たすけて、息が…」 「撮るよーっ! 次は脱いでスマイル!」 「い、いやだあっ」 「お肉も脱いでスマイル!」 「ぎゃっ、ぐぶげっ!」 「バッチリ撮れたよー、お代は結構! だってボクの写真は芸術だから!」 「ひ、人喰った…お化け屋敷に、ホントにオバケ…おまえ、なに? ナニモノ?」 「ボクは戦術鬼(せんじゅつおに)、激写(うつる)! さあスマイルスマイル、撮るよーっ!」 「助け、うげぇっ」 前へ 目次へ 次へ
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ウイングロードで突っ走った先にあるのは、狙撃型オートスフィア。 遠くからさんざ撃たれまくったけれど、 ティアの幻術が道を拓いて、やっとあたしの射程内。 半年に一度のBランク昇格試験、ここで落とせば、また半年後。 あたしだけじゃない、ティアの夢が、こんなところでつまづくのなら。 足をくじいたティアを放って、あたしだけがゴールするくらいなら。 そんな未来は、握った拳でぶち砕く。 あの日、あの時、あの人が、あたしにそうしてくれたように。 そして、もう二度と、守れないことのないように。 神 聖 破 撃 ディバイン・バスター 魔力球、形成! 振り抜く右のリボルバーナックルで殴打、衝撃波、発生! 敵の攻撃全部はね飛ばし、無理矢理に隙をこじ開ける。 分厚い天井をぶち抜いて生きる道を創ってくれた、あの人の魔法。 間髪入れずにウイングロード、展開! ローラーブーツ、最大加速! 作った道は、あたし自身で駆け上って、極めるんだ! 右の振り抜きざま、左の素拳に込められた力は、 踏み出した足と同時に、真正面の『未来』にめり込む。 「 因 果 (いんが)!」 あの日の空に 見つけた憧れ あたしは あたしの なりたいあたしに なる ! 魔法少女リリカルなのはStrikerS 因果 第九話『二人(前編)』 「因果だってよ、覚悟くん」 「否、あれはディバインバスターなり」 照れなくてもいいのに。 少し嬉しそうで、少し哀しそうな顔をしている覚悟くん。 やっぱり、一度は生命を助けた子だから、 わざわざ戦いの場に戻ってくるのを止めたい本音もやっぱりあって。 でも、あのとき、あの子を助けた魔法の名前を受け継いで、 誰かを助ける仕事を望んでくれた…伝わる思いも、うれしくて。 また映像に目を移したら、ティアナちゃんを背負ったスバルちゃんが、 制限時間ぎりぎり、全速力でゴールに突っ込んでくるところ。 合格は間違いなしだった。 満点はあげられないけど、見せてくれた奮戦と結果は、納得するには充分すぎる。 そんな、感激の目で見ていたから、あやうく気づかないところだったけど。 「危険だ」 「…まずいね」 ヘリから一緒に飛び降りた。 このままじゃ二人とも、ゴールの先にある瓦礫に正面衝突だから。 最後の最後でこんなミス…危険行為の減点は大きいけれど、 今はそんなこと、気にしている場合じゃない。 覚悟くんは覚悟くんらしく、正面から二人を受け止めきるつもりみたい。 だったらわたしはその後ろからアクティブガードで、さらにやさしく受け止める。 誰も痛くないように…そう、思っていたんだけど。 スバルちゃんのとった行動は、覚悟くんの予想も、わたしの予想も超えていたんだ。 わたし達が受け止める体勢をとるよりも前に、スバルちゃんは、ティアナちゃんをお姫様抱っこして。 …自分で、仰向けに転んだんだ。 「んんうううぅぅぅぅぅぅッ!」 歯をくいしばりながら、背中でアスファルトを滑ってゴールを通過。 ティアナを上に載せたまま、平手を地面についてブレーキ。 わたしと覚悟くんよりはるかに前の地点で、速度を完璧に殺して止まった。 正直、言葉もなかったよ。 だって… 「…ゴール、だよ、ティア」 「っの馬鹿ぁ!」 バリアジャケットの上着は摩耗しきって消滅して、 肩とか背中とか、こすった後が一直線に赤く残ってる…地面に。 痛い、痛いよ。 これは痛い、見てるだけで。 「なんてこと、なんてことしてんのよ! あんた…あんた、正気ぃ?」 泣きそうな顔で胸ぐらを掴み上げてるティアナちゃんに、 スバルちゃんは少し笑って答えてた。 血みどろの背中に、全然気づいてないみたいに。 「その…ティアが、足、怪我してるから。 これで、公平かなって…」 「馬鹿言ってんじゃないわよ、なにが公平よぉ」 「それより、間に合ったよ、制限時間内に、ゴールできたみたい」 「んなの、どうでもいいわよっ、いくら、あんたが…」 覚悟くんが近づく。 わたしも近づく。 二人とも、それに気がついて、こっちを見た。 試験の結果は、今は二の次。 言ってあげなくちゃいけないことができたけど、 それは覚悟くんがやってくれそうだったんで、わたしは止まって待っている。 少しぼんやりした顔のスバルちゃんの正面に立つと、覚悟くんは。 「馬鹿者! 己が身を大事にせよ!」 開口一番で怒鳴りつけてくれた。 思わずきつく目を閉じるスバルちゃんに、かまわず続けていく。 「父と母より受け継ぎし玉身(からだ)。 昇格試験ごときで、粗末に扱ってはならぬ」 「…ごとき、じゃ、ないです」 だけど、ここでまた。 「ティアの夢が、かかっているんです。 ここでダメにしちゃったら、また半年先になるから。 半年も遅れちゃうから、だから…」 スバルちゃんは、明確に反論してきたんだ。 この試験には、これだけのケガをわざわざしてまで受かる意味があるって。 それは友達の夢を守ることなんだ、って。 そう聞かされた覚悟くんは、少し、むずかしい顔をしてから。 「その意気やよし」 「…わっ?」 「よくぞ、これほどになってまで守り抜いた」 脱いだ機動六課のジャケットを、スバルちゃんの背に放り投げるようにかけた。 当然だけど、覆い隠された傷口の部分から、すぐに血で汚れていく。 「だが、できるだけ自ら傷を負うことは避けよ。 おまえの友も喜ばぬ」 目配せされたティアナちゃんも、一瞬遅れて弱々しくうなずいた。 覚悟くんは満足するようにここから立ち去ろうとして、 その背中をまた呼び止められる。 「あ、あのっ、これ、上着」 「医務室で処置を受けて後、返しに来るがいい」 「でも、血で…」 「おれもあの時、きみの服をおれの血で汚したはず。 これにて公平!」 「…………」 あとは覚悟くん、振り返りもしなかった。 これからは、守るべき誰かじゃない。 一緒に戦っていく後輩になる。 覚悟くんに言わせてみれば、スバルちゃんは生命の恩人で。 スバルちゃんがいなければ、火事の中、一人で力尽きていて。 そんな子を戦わせるのはやっぱり嫌って本音は、きっと、どうにもならない。 でも、そんな覚悟くんだから、わたしはすっごく期待してる。 絶対に死なせたくなくて、その上、スバルちゃんの戦う意志が揺るがないなら。 覚悟くんは、スバルちゃんにティアナちゃん、それとまだ来ていない二人にも、 育てるために全身全霊を尽くしてくれる。 これは確信かな。 その後、試験が終わった二人に、すぐ機動六課の話を持ちかけた。 二人が出会った、あの怪人の背後関係を今は追っているって説明した。 だから多分、他よりも、ずっと危険で血なまぐさい仕事を請け負うことになるよ、って。 断りたければ、断ってもいい。 二人にはその権利があるから、って。 …答えはね、ふたつ返事だったよ。 これからよろしくね。 スバル、ティア。 わたしも、二人を絶対、死なせたりしないから。 スバル・ナカジマ、およびティアナ・ランスター。 この二名は良し。 だが、もう二名はどうか? エリオ・モンディアル、およびキャロ・ル・ルシエ。 魔導の素質すぐれたるフェイトの養子二人。 スバルとティアナが今回の試験にて勝ち取った陸士Bランクを、 エリオなる少年、すでに保有しているも、それだけでは信用できぬ。 精神(こころ)伴わぬ戦闘力は危うき候。 たとえるならば、嵐に揺らるるいかだの上、樽に詰まったニトログリセリンに同じ。 保有する大破壊力、正しく扱えねば自らを滅ぼす。 これ父、朧(おぼろ)の教えなり。 ゆえにおれは問わねばならぬ。 両名の、戦士としての了見を。 別にフェイトを信じぬわけではないが、こればかりは拳を突き合わせねばわかるまい。 両名を機動六課官舎に呼びつけて早々、おれは模擬戦を申し込んだ。 むろん、フェイトが立ち会う。 養子二人がこれより志望するは、殺意うずまく戦場なれば、 むざむざ死にに行かせるを承知するわけもなし。 ただ、これだけを言って、この模擬戦を許したのだ。 「私は信じてるよ。 二人の持ってる、ゆずれないもの」 「その言葉、覚えたぞ」 模擬戦場には、基礎的に廃墟を設定。 高速道路跡上にて、おれと両名は向かい合っている。 紅の少年と、桃色の少女。 まだ年端もいかぬ子供… とはいえ、おれとて十歳にして零式鉄球をこの身に埋め込んでいるのだ。 そして、さらには。 あの高町なのはも、フェイト・テスタロッサ・ハラウオンも… はやてまで、十歳に届かずして実戦に身を投じているという。 すなわち、身体未成熟であろうが、面影に幼さ残っていようが、あそこにあるは未知の敵。 いささかなりとも、あなどる気は無し! 「正調零式防衛術(せいちょう ぜろしきぼうえいじゅつ)、葉隠覚悟…参る!」 「…エリオ・モンディアルと、ストラーダ!」 「う、あ、あの…」 紅の少年、エリオは槍を掲げて返礼したが、 少女は気後れしきって何も言わぬ。 早くも底が知れたか? そのようなわけはあるまい。 「名乗れ! 戦う前から気迫に呑まれてどうする!」 一喝。 これでひるんでしまうならば、戦場に立つ資格なし。 だがそこで、傍らにいたエリオ、少女の背を軽く叩き、 振り向く少女に目を合わせ…うなずく。 そして再び、槍をこちらに構え、突き出す。 宣戦布告、確かに見たり。 少女もまた、気合いを入れ直し、今度こそ名乗った。 「召喚師、キャロ・ル・ルシエ! フリードリヒと、ケリュケイオン!」 エリオから多少の力をもらったか。 それも良し。 少女、キャロの背に隠れていた竜、フリードリヒも姿を現わし、開幕準備完了。 「…来い!」 戦士の礼にて、相手つかまつる! 前へ 目次へ 次へ
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ストライカー 『それでは、予選Cグループの第四回戦を始めます!』 ワアアッ! ものすごい歓声が沸き上がる。だがそれは俺に向けられた物では無い 『様々な装備を操り、相手を翻弄し倒してきた実力者、『ストライカー』ミリアリア!』 パチパチ… 申し訳程度の拍手。いっそ無いほうがせいせいするな コレでも『ストライカー』の二つ名を持つセカンド上位なんだけど、相手がアレじゃな… 「ミリィ、大丈夫か?」 さすがにヘコんでるんじゃないかと思い、相棒の犬型神姫─ミリアリアへと声を掛ける 「問題ありません、マスター。私は精一杯戦うだけです」 『そして、世界ランキング72位!『白い翼の悪魔』ミチル!」 ワアアアッ! 『観奈ちゃーん!』 『キャー!お持ち帰りしたいー!』 野太い声援だけでなく、黄色い声援まで飛び交ってる 若干12歳にして世界ランキング72位のミチルとそのマスター、國崎観奈 NY大会、フェブラリーカップという二つの大会でその圧倒的な強さを見せつけてきた 正直、俺達じゃ勝つどころか何分持つかといったとこだろう だからといって、負けるつもりなんて無い 俺達は俺達の戦いをするだけだ 『それでは両者、ヴァーチャルポッドへとエントリーして下さい』 「マスター、今回はどの装備でいきますか?」 「いつも通り、ノワールで行こう。あとは様子を見て換装する」 「了解しました」 ここでミリィについて説明しておこう 彼女はハウリン標準の装備は何も付けていない 代わりに『ストライクノワール』を改造した強化パーツを背面と足に装備している 背面には胴体を背負わせているので、ストラーフのサブアームのように腕も付いている 足にはビームライフルショーティがそれぞれにマウントされている これにノワールストライカーを装着し、近接~中距離をカバーし、飛行も出来るようになっている あとは状況に応じてサイドボードから他のストライカーパックを転送して換装するのが俺達のスタイルだ 『それでは、Cグループの第四回戦、レディー・ファイッ!』 今回のフィールドは朽ちた教会の一室。神姫サイズではなく、人間サイズだ したかって巨大な机やら椅子やら十字架やらが散乱している 天井はあるものの、空中には広大な空間が、それに対し下には身を潜める所が大量にある こういう場所ではこの黒っぽい体は都合がいい 向こうはあの目立つ白い翼があるから容易に発見できるだろう 「ミリィ、慎重に相手を捜せ。見つかるなよ」 「善処はします」 ミリィは両足からビームライフルショーティを抜きながら呟いた そりゃそうだ。見つかるなといって見つからないなら苦労は無い こっちもレーダーを見て相手を捜す …おかしい。サッパリ見つからない レーダーは順調に作動しており、ジャミング等が行われている様子もない 障害物は多いが、あの翼で隠れられる所はあらかた探した にもかかわらず、ミチルは発見出来ない。まるで消えてしまったかのように 「まさか、本当に消えたのか…?」 ジャミングも確認出来ない以上、光学迷彩ならレーダーに引っ掛かるはずだ 既にこちらを把握してて、見えない位置へと移動してる…? 彼女は近接武装しかない。だからそこまで近寄れるようになるまで隠れてるのか? 「ミリィ、なんか異常があったらスグ撃て。おそらく向こうはこちらを確認している」 「了解しました」 慎重に物陰を覗き込んでいくミリィ いきなり椅子へと発砲する バシュバシュバシュッバシュバシュバシュッ! 「今一瞬、白い影が!」 どうやら何か見えたらしい 「ぶっぶー、はずれなのだ」 いきなり背後の物陰から現れるミチル 「な…そこはさっき確認したのに!」 咄嗟に前転し距離を取るミリィ そこを彼女の剣が薙ぐ ギリギリ避けられたようだ 「ライフルで牽制しろ!」 転がりながらもライフルを放つよう指示を出す バシュバシュッ! そのビームを難無く避けるミチル それでライフルのコンデンサが空になる 「やむをえん、フラガナッハで応戦」 「…無茶な気もしますが…」 ホルダーにライフルをしまい、背中の翼からフラガナッハを二本取り構える ブゥンと音を立て、ビームの刃が現れる 「はっ!」 二刀流で彼女へと斬りかかるミリィ キィン! それを難無く受け流すミチル 「へぇー、結構やるのだ」 彼女は二本のムラサメを持っているが、今使ってるのは一本だけだ キィン!キィン! いくら斬撃を繰り出しても容易に流される 「筋は良いのだが、少し単調なのだ」 ミリィの攻撃に合わせ、剣を振るう彼女 ヒュン! カラン… それだけでフラガナッハは二本とも斬られた 「上へ逃げろ!」 俺の指示を受け、飛翔するミリィ 余裕からなのか、ミチルはその場でこちらを見上げている 「くそっ!舐めやがって!ミリィ、レールガンをお見舞いしてやれ!」 ウイングからレールガンを展開し、ミチルへと向ける 「…ロックオンされません!」 「なんだと?ステルスコートでもしてるのか…自力で照準を合わせろ!」 何かひっかかるが、他に手はない ビシュッ! レールガンが放たれる しかし、弾は彼女を素通りして床を抉った 「立体映像か?しかし…」 こんな薄暗い所で立体映像を出したなら、もうちょっとボンヤリ光るなりの違和感があるはずだ 「またもはずれなのだ」 何もなかった空間にイキナリ現れたミチル 「そんなバカな!」 ミリィは大急ぎでライフルを抜き発砲する しかしまたもすり抜けていく 「こっちなのだ」 「いやこっちが正解なのだ」 周りに無数に現れるミチル 「うわあああっ!」 バシュバシュバシュ! ライフルを乱射するミリィ しかし全てのビームは彼女をすり抜けていった カチッカチッ ライフルのコンデンサーが再び空になる 「んじゃそろそろこっちからいくのだ」 またも何もない所から現れるミチル ザシュ ノワールストライカーのウイングが斬られる 「きゃーっ!」 浮力を失い落下するミリィ 「くそっ!エールストライカーに換装!」 基部だけになったノワールストライカーをパージさせ、エールへと換装させる どうにか体勢を立て直し、床へと着地 ビ-ムライフルを構え、発射しようとした時 ミチルが消えた 「消えた…まさか…」 ふと理論だけはあった技術を思い出す ミラージュコロイド あれなら光学迷彩よりも綺麗に隠れ、ジャミングよりもよっぽどレーダーから消える 「冗談だろ…あれはB社だって諦めたモノだぞ…」 GFFでブリッツがミラコロを再現すると聞いて喜んだものだ しかし実際は光学迷彩で消え、その時には他の機体からブリッツを認識されないようなパッチを当てるだけのお粗末なモノだった 当時のファンの落胆ぶりは凄まじいモノだった まさかそれを作ったと言うのか。だとするとさっきから見てるのは… 「残像まで出してるのか…」 その技術が一般化したら、ミリィにディスティニーを作ってやるか 「マスター、これからどうしますか?」 「そうだな、これだけ隠れられてはどうにもならん。あぶり出すしかなさそうだ」 「了解しました」 俺はエールを回収し、ランチャーをセットさせた 「照準はどうしますか?」 「テキトーでいい。ヘタに狙おうとしても読まれるだけだ。まずはガンランチャーを乱射。あぶり出すぞ」 ミリィは右肩に付けられたガンランチャーを発射、椅子やら机やらを手当たり次第に撃つ 「わわっ!」 いた!机の影からこちらを伺っていたようだ 「ミサイル発射!」 バシュゥ あれが囮でないなら、なんらかのアクションを起こすはずだ シュッ! 懐からなにかを取り出し、ミサイルへと投げつけた ドォン! 途中でミサイルが爆発する 本物だ。だから何かを投げてミサイルを爆発させたのだ 「アグニ展開!」 背中のアグニを展開し、砲撃体勢へと移るミリィ それを見て再び消えるミチル 「構うな、居なくなったわけじゃない。撃て!」 ドギューーン! 圧倒的なエネルギーの束がさっきまでミチルがいた空間へと放たれる ドォン! 何もない空間で爆発が起きる 「当たったのか…?」 …いや、違う。彼女じゃない 多脚戦車の残骸からぷちマスィーンズが逃げていく 「撃ち方中止。やられた、ダミーだ」 トリガーから指を離す カスッ! 足下に何かが突き刺さる 「苦内…?」 不意にそれが爆発する 「きゃっ!」 吹き飛ばされるミリィ 「大丈夫かミリィ?」 「…はい、なんとか。でもランチャーが…」 爆発でイカれたようだ 「やむをえん。ソードに換装するぞ」 「了解しました」 壊れたランチャーをパージし、ソードへと換装する 斬艦刀『シュベルトゲーペル』を構える それを見たミチルはムラサメを本来の形態『ムラサメディバイター』へと変える クルクルと鮮やかに回し、ビシッと構える 「それじゃあ、本気でいくのだ」 翼を広げ、向かってくるミチル それに対し、左肩からブーメランを引き抜き投げつける ギュウン! 空気を切り裂き飛んでいくブーメラン しかしミチルは避けなかった。それどころか パシッ! 「面白そうなのだ」 高速で回転してるブーメランをキャッチ 「…避けるヤツは結構居たけど、取ったヤツは初めてだ」 「マスター、感心してる場合ではないです」 「んじゃ返すのだ」 そう言ってこっちにブーメランを投げるミチル 「うわっと!」 ミリィが投げるよりもずっと鋭い。なんとか避ける ギュウン!ザシュッ! 「きゃあっ!」 戻ってきたブーメランが背中に突き刺さる 「くそっ!ノワールをパージする!」 ノワールの背面ユニットを排除する 迫り来るミチル それに対し、なんとか斬艦刀を構えるミリィ 「せめて一太刀でも…」 気力を振り絞り、ミチルへと突進する シュッ… そんなミリィの脇を通り過ぎていくミチル。そして 「楽しかったのだ。次に会う時を楽しみにしてるいのだ」 ムラサメは、ミリィの体を貫いていた… 『勝負あり!勝者、ミチル!』 十字架に貼り付けられた神を背に勝利を告げられたのは、天使の翼を持つ悪魔であった 負けは覚悟していた。だがここまで一方的な展開になるとは思わなかった 「すまんミリィ。俺の作戦が甘すぎた…」 「いえ、私が未熟すぎただけです…」 ようやくセカンド上位に入り、ファーストも見えてきたと思ってた俺達にとって、手痛い教訓となった 勝者席でインタビューを受けている少女は、これほどのレベルでの戦いに身を投じてるのか… 「まぁ負けちまったものはしょうがない。明日はゆっくりと見学といくか」 「了解しました。あの…でしたら行ってみたい所が…」 そういっておずおずとカタログのコピーを差し出すミリィ 「えーと、どれどれ…?」 <東杜田技研・イベント出展のご案内> そこにはそう書かれていた そんなうるうる目で見ないでくれ 「ちっちゃい物研か。よし、今からいってみるか」 「有り難うございます」 ミリィを肩の上に乗せ、俺達は企業スペースへと向かった あとがき 変身機能を出そうとして、する必要が無かった事に気付く いや、相手がジルとかゆきのんじゃないと出番無いな、あれ (その場合、ココちゃんとかねここちゃんに化けます)
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「よし! それじゃあ行くぞ! それぇ!」 オメガマンはデバイスから魔砲を発射した。それによってレオパルドンの発射した 地獄の砲弾を撃ち落とし、地獄の砲弾は空中で爆発した。 「よし今だマンモスマン! 行けぇ!」 「おう!」 マンモスマンは再度突撃を開始した。オメガマンの援護によって地獄の砲弾が次々 撃ち落されて行き、テロリスト側も焦ったが、マンモスマンの行く手を 多数の魔動兵器達が妨害した。 「邪魔をするな! パオォォォォン!! ビッグタスクゥゥ!!」 マンモスマンの特長と言える二本の巨大な牙、ビッグタスクが猛威を振るった。 分厚い金属の装甲で守られた魔動兵器達が次々貫かれ、砕かれていく。 と、今度はデバイスを持ったテロリスト達が魔砲を撃ちながら突撃を仕掛けて来た。 「うおおおお!! あのマンモスの毛皮を被った大男をなんとかしろぉぉ!!」 「人間ごときがやるかぁ!?」 マンモスマンは真正面から弾き飛ばしてやろうとした…が、それより先にフェイトが 急接近し、バルディッシュでテロリスト達をまとめて斬り裂いていた。 「今のウチのあの大砲男を!」 「邪魔しやがって…だがありがとよ!」 ついにマンモスマンはレオパルドンへ接近した。この近距離では地獄の砲弾も上手く使えない。 とすればもはやレオパルドンと言えども超人の本分たる格闘戦に移る他は無かった。 「レオパルドン行きます!! グオゴゴゴ!!」 「ノーズフェンシング!!」 「ギャー!!」 結局レオパルドンはマンモスマンの鼻を槍状に変化させた技、ノーズフェンシングで 胸を刺されて死亡と言うキン肉星王位争奪戦の時と同じ結果に終わってしまった。 「あああ!! レオパルドン先生がやられたー!!」 「なんてこった!!」 レオパルドンの敗北はテロリスト側の士気を下げさせる事に繋がった。 しかし…逆にヤケクソになる奴も多かった。 「畜生! こうなったら総力戦だ! なんとしても管理局を制圧してロストロギアを奪え!」 「オオー!!」 なんと残存するテロリストや彼等の使用する魔動兵器が一斉に突撃を開始したでは無いか。 あまりの数にもはや大津波にもなるようなそれが一斉に殺到していた。 「ゲェェェェ!! 何て数だ! ありゃもうテロリストどころか立派な軍隊だ!」 「で、お前等の所の残存戦力はどの程度あるんだ!?」 「あの…絶望せずに聞いて…。」 「多分…私達5人だけかと…。」 「ゲェェェェ!! あまりにも劣勢すぎるぅぅぅ!!」 残念ながらこれはマジだった。レオパルドンの地獄の砲弾攻撃が痛かったのか、 管理局側の戦力はなのはとフェイトとクロノの三人を除いて壊滅。 現になのは達がいる場所にも名の無い局員達の死体が転がっているのである。 「まったく…これだから人間の戦争は困る。」 「超人の場合、少数の代表者同士の対決で決着を付けるからな。」 しかし、そうは言ってもやはりこの余りにも劣勢すぎる状況は何とかしなければ ならなかった。でなければまたマンモスマンとオメガマンは超人墓場に逆戻りしてしまう。 「こうなったらやるしかないか! 考えても見ろ! キン肉マン達は 俺達の10分の1以下の超人強度しか無いのでありながら俺達に勝ったんだぞ。 なら俺達だってあの程度の大軍に勝てなくてどうする!!」 「よっしゃ! んじゃあやってやるか!! 自分の数十倍の超人強度の 敵に挑むのに比べればあんな数…。」 マンモスマンとオメガマンはそう自分自身に言い聞かせ、不退転の決意で 徹底抗戦の構えを取っていた。しかし…それはなのはとフェイトとクロノも同様だった。 「貴方達二人には失礼だけど…無関係者ばかりに良い格好はさせないよ。」 「この戦い…私達だけで何とかしてみせる…。」 「よし行くぞ!」 とにかくこの戦い…必ず勝利する。 まったく生まれも育ちも境遇も違う五人がこの一つの目的の為に心を一つにした。 そして正面から突撃してくるテロリストへ迎え撃ったのである。 「うおおおおおおおおおおおお!!」 最後の戦いが始まった。 「エクセリオンバスター横薙ぎ放射!!」 なのはのエクセリオンバスターの横薙ぎ放射でテロリストをまとめて吹き飛ばしていく。 「バルディッシュザンバー!!」 フェイトがザンバーフォームのバルディッシュでテロリストを次々斬り伏せて行く。 「アイスロックジャイロォォォ!!」 マンモスマンがキン肉星王位争奪戦の決勝戦でロビンマスクに対し行った技。 敵を超高速で投げて掴み捻りまた投げるを繰り返す事によって投げる対象の空気が冷やされ、 その対象が凍り付くと言うゆで理論によって出来た氷の塊を超高速でテロリストへぶつけるのである。 「いでよ亡霊超人達!!」 オメガマンが過去にハントし、自身に取り込んだ亡霊超人達の頭部がオメガマンの身体から出現し、 それが次々にテロリスト達を噛み殺して行った。 あとクロノに関しては…筆者のクロノに対する知識不足のせいで割愛させていただく。 「おいちょっと待てよ!!」 でもそれなりにクロノも次々テロリストを倒してるのであしからず。 「エクセリオンバスターフォースバースト!!」 「ジェットザンバー!!」 「ゴーストキャンバス!!」 「オメガカタストロフドロップ!!」 一名中略 「中略すんな!!」 まあそれはともかく…なのは、フェイト、マンモスマン、オメガマン、その他一名の 計5人は力と技と知性の限りを尽くしてテロリスト達を倒して倒して…倒しまくった。 それからしばらくして、やっと他の部署からの応援が到着していたのだが… 既にそこには彼方此方に倒れている恐ろしい数のテロリスト達の上でグッタリしてる 四人とその他一名の姿があった。 「遅いよ応援…。もうみんな倒しちゃった。」 辛くも勝利したとは言え、テロリストの手によって手痛い打撃を受けた管理局は 部隊の再編などが必要だった。そして他からの応援が慌しく事後処理に駆け回っていたが、 今回のテロリスト討伐で活躍した功績でマンモスマンとオメガマンは釈放された上に 金一封まで貰っていた。 「ちょっと管理局の再編に時間が掛かりそうだし…せめて再編が完了するまでの間だけでも 君達もここで働いてみないか? 君達なら魔法が使えなくとも十分通用すると思う。」 「いや、すまんが止めとく。俺達は正義超人の連中と違ってそういうのガラじゃないんだ。」 「すまんな。」 「そうか…。無理を言って済まなかったな。」 …と、クロノも二人をスカウトしようとしていたが、丁重に断られてしまった。 管理局から離れたマンモスマンとオメガマンだったが、二人は元の世界に戻らなかった。 それは何故かと言うと… 「次元世界ね~。俺達の宇宙以外にも色々あるんだな~。」 「元の宇宙に帰るのも良いが…このまま色んな次元を渡り歩くって手もあるな。」 「よっしゃ! なら俺は各次元各地の賞金格闘トーナメント巡りでもしてみるか。」 「俺も宇宙ハンターは廃業して、代わりに時空ハンターを始めよう。そしてありとあらゆる 次元、時空の賞金首をハントするのだ。」 こうして…二人は遠い遠い次元へ旅立った。 キン肉マンⅡ世で二人の事が言及されていないのは…これが理由なのかも…しれない。 おわり 前へ 目次へ
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*更新一時停止します。 諸事情で5月末までPCに触れなくなりました。すみません。 上記のとおり、5月には復活する予定でしたが無理でした。 近日中に全て削除します。 第1話「青き音速のハリネズミ!」 第2話「音速は伊達じゃない!!」 Hero s side Episode Hero s side 第1話「カオスエメラルド」 Dark side Episode Dark side episode 第1話「眠り、そして目覚め」 アニメで号泣神話もやってたソニックだから大丈夫!楽しみにしています^^ -- 名無しさん (2010-09-08 01 49 51) ソニックキャラは他の小説とのクロスが大変そうですけど、無理せず頑張ってください -- 通りすがり (2010-09-09 19 49 41) 都合があるのかもしれんが、しょっぱなから更新が数カ月途絶えてちゃ駄目でしょ -- 名無しさん (2010-11-01 21 20 47) 大丈夫!ソニックの格ゲーとかあるしスマブラも出てるからなんとかなる! -- 名無し (2010-12-05 19 08 44) 誰の物とか関係ないけど取り上げるって、誰が持っててもいけないなら、時空管理局が持っててもいけないだろ -- 名無しさん (2010-12-24 17 01 20) 削除しなくてもいいのに・・・ -- 名無しさん (2011-08-11 10 44 53) 名前 コメント
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燃えている。 それまでそこにあった光景が、全て紅蓮に染まる世界。 はるか太古より火は偉大な力の一つであり、人はその力に支えられて生きてきた。しかし、力は時として恐れを抱かせる―――。 ミッド臨海空港を襲った大規模な火災。多くの人々の行き交う場所を襲った最悪の出来事。 燃え盛る獄炎の中、次々と救助を成功させていくレスキュー隊の獅子奮迅の活躍を嘲笑うかの如く、それまでの奇跡のツケを払うように一人の少女の命が呑まれようとしていた。 「おとうさん……おねえちゃん……」 真紅に染まった空港内のエントランスを、スバルはひとりぼっちで彷徨っていた。 弱弱しい少女の助けを呼ぶ声は、燃え盛る炎の唸りにかき消されていく。 無力な少女を弄ぶように、崩壊した建物の爆風が巻き起こり、スバルを地面に叩き付けた。 痛い。熱い。恐怖と孤独感が襲い掛かり、弱い心を容易くへし折る。立ち上がることも出来ず、無力なスバルにはただ泣くことしか許されてはいなかった。 「こんなの……いやだよぉ……。帰りたいよぉ……」 か細く漏れる願いは、しかし非情な現実によって潰えようとしていた。 中央に建てられた女神像が長く晒された高熱によって基盤を崩壊させ、倒れようとしている。その先にはもはや動けないスバルがいた。 「だれか……助けて……っ!」 平和を象徴する女神像は、しかしやはりただの無機物でしかなく、無慈悲なままに少女を押しつぶそうと倒潰を始めた。 迫り来る影に、スバルは目を瞑る。 しかし―――。 「―――っ、よかった。間に合った……!」 願いの果てに助けは来た。 この広大な空港の中、火炎地獄を物ともせずに駆けつけ、巨大な女神像をバインドによって固定した魔導師の少女によって。 「もう、大丈夫だからね」 スバルを間一髪のところで救出した高町なのはとその相棒レイジングハートは、安心するよりも呆然としたスバルをシールドで包み、砲撃の準備を開始した。 そして次の瞬間、寸断された通路の代わりに、脱出路を確保する為の一撃が炎と夜空を切り裂く。 スバルは轟音と共に開かれる天井を見上げた。 赤一色しかなかった世界に、夜空の黒が覗いている。自分を閉じ込め、二度と解放しないだろうと感じた地獄の中に一筋の道が生まれていた。 「さあ、早くここから出よう」 「あ……」 衰弱したスバルの体を、優しい腕が持ち上げる。 見上げる先には力強い笑顔があり、スバルはまた泣きそうになった。今度は恐怖などではなく、ただ心からの安堵で。 そして、なのはが飛行魔法を使おうとした―――その時、二人の視界で炎が『動いた』 「え……っ」 「何!?」 スバルを庇うように抱き締め、なのはがレイジングハートを目の前の異様な光景に向ける。 それは、錯覚なのだろうか―――二人は自問する事となった。 視界を埋め尽くすように揺らめく炎の中で、赤い背景に溶け込むようにして蠢く奇怪なものの姿があった。 それもやはり炎には間違いない。だが、周囲で燃える炎の中で、その一点の炎だけが違う不規則な動きを見せ、同じ真紅の世界の中で浮き彫りに見える。 それは『燃え盛る体を持つ牛の化け物』に見えた―――。 肥大化した筋肉に覆われた上半身。捻じ曲がった巨大な二本角。目や鼻に位置する穴から炎を噴き出す牛の頭。そして、その手に持つ奇怪な形の大鎚。 この世の者ならざる異様な姿を持ちながら、全身が比喩ではなく『燃え盛っている』せいで、炎の中にその全貌が溶け込んでしまう。 「まさか、この火災を起こしたのは……?」 思わぬ真相に遭遇してしまったなのはは、腕の中で震えるスバルを抱く力を強め、敵意を持って炎の中を睨み付けた。 アレが炎の見せる幻影でないのなら、戦わなければならない。 火の肉体を持つ怪物が、眼球とおぼしき熱の塊をなのは達に向けたような気がした。 果たしてその<眼>は自分達を見ているのか? しかし、怪物がその疑問に答えることはなかった。 二人の目の前で、怪物は唐突に消滅し始める。周囲の炎に怪物の体が溶け込むようにして見えなくなっていった。 つい先ほどまでハッキリとその異形を認識出来たのに、見る間にただの炎と怪物の体の境が曖昧になり、気が付いた時には目の前でただ炎が燃えていた。 あの怪物を見た強烈な衝撃は現実感と共に薄れていき、あれが本当は炎の動きが生み出した錯覚に過ぎないのではないかとすら思えてくる。 「……今の、見えた?」 なのはが自分と同じように呆然とするスバルに尋ねた。 自分の見たものが何だったのか? ありのままに受け入れることも出来ず、スバルはなのはの胸にしがみ付いて、かろじて頷くだけだった。 「そう……。忘れた方がいいよ。さ、行こう」 全てが幻であったと言い聞かせるように囁き、なのははスバルを抱えて飛び上がった。この小さな少女がこれ以上悪夢を見ないよう、覆い隠すように抱き締める。 かくて、二人は燃え盛る火災現場からの脱出を果たした。 この日、炎の中で起こった一瞬の幻のような邂逅を、覚えている者は一人、忘れた者は一人。 少女は、この時助けられた記憶から自らの弱さを嘆き、憧れを追い始める。 魔導師は、この時見たモノの記憶が薄れぬよう心に刻み、闇に潜む存在を疑い始める。 <力>は時として人に恐れを抱かせる。しかし、また同時に人を魅せて止まない。 故に、魔に魅入られし人は絶えず……。 自らの背後から伸びる影に埋没する者達の存在を、多くの人々はまだ知らない―――。 魔法少女リリカルなのはStylish 第二話『Gun Fist』 0072年6月。時空管理局武装隊ミッドチルダ北部第四陸士訓練校にて。 『―――試験をクリアし、志を持って本校に入校した諸君らであるからして』 亡き兄の夢と仇を追って、大空への第一歩を踏み出そうとする少女<ティアナ=ランスター>と。 『管理局員、武装隊員としての心構えを胸に』 あの日憧れた姿を胸に、その人の待つ高みへと最初の一歩を歩みだした少女<スバル=ナカジマ>と。 『平和と市民の安全の為の力となる決意を』 そして、多くの夢と栄光を目指して同志達が今、ここに集結していた。 『しかと持って訓練に励んで欲しい!』 「「「はいっ!!」」」 『以上! 解散! ―――1時間後より訓練に入る!』 目指すべき先は長く険しく……しかし、彼らの瞳は一様にして輝いていた。 若きストライカー達の挑戦が、此処から始まる。 スバルは感じた。この人、何か猫みたい。 ティアナは思った。こいつ、何か犬っぽい。 32号室で相部屋となったルームメイト兼コンビパートナーへの、お互いの第一印象である。 「スバルだっけ。デバイスは?」 「あ、わたしベルカ式で、ちょっと変則だから……」 初の訓練前で騒然とする倉庫内で、各々が規格の訓練用デバイスを選ぶ中、スバルとティアナのコンビだけが自前のデバイスを調整していた。 「<ローラーブーツ>と<リボルバーナックル>! インテリシステムとかはないタイプだけど、去年からずっとこれで練習してるの」 手馴れた様子でいち早くデバイスを装備したスバルが誇らしげに2タイプのデバイスをティアナに紹介した。 素人とはいえ、独特のデバイスを自作出来る程の知識を持つティアナはそれらを冷静に解析する。 ローラーブーツは自分で組んだというだけあって、特色のない魔力駆動の規格品である。陸戦魔導師ならば、妥当な機動力の確保方法だと言えるだろう。 しかし、右腕に装着したナックルの方はかなりの高級品だと見抜いた。近代ベルカ式は次世代魔法だし、搭載されたカートリッジシステムもコンパクトで新しい。 「格闘型……前衛なんだ」 「うん!」 さて、この逸品を使いこなす猛者なのか、玩具にするバカのボンボンなのか。そんな意味合いを含んだティアナの呟きを、能天気なスバルはもちろん気付かなかった。 「ランスターさんは?」 「あたしも自前。ミッド式だけどカートリッジシステム使うから」 ツインバレルのショットガンに酷似した形状のアンカーガンにカートリッジを詰めながら、素っ気無く応える。 特色といえば、銃身の下部に備えられたショットアンカー程度の汎用デバイスを二つ。ティアナの本来のスタイルは二挺拳銃(トゥーハンド)である。 一般魔導師からすれば変則ではあるが、特に目立ちもしなければ誇れもしない装備だった。 「わ、銃型! 珍しいね。かっこいー!」 しかし、スバルは銃型という点に眼を輝かせた。 質量兵器が廃止されて久しいミッドチルダでは、銃は映画などのフィクションで活躍する代物なのだ。 実用性と機能美を重んじるティアナはそんな子供っぽい反応に冷めた視線を返す。無言の釘を刺されたスバルがビクッと震えた。 必要以上馴れ合うつもりもなければ、相手にわざわざ合わせる気もない。 元来冷めた性格であるティアナは、やはり素っ気無く視線を外すと、デバイスのチェックを終了した。 そして、ティアナの手の中で二挺のガン・デバイスが華麗に踊る。 トリガーガードに指を掛けてコマのように数回転させると、銃身が小気味よく風を切った。その動作のまま流れるように、腰の後ろのガンホルダーへ突っ込む。 ―――と、そこまでの流れを無意識に行って、ハッと我に返った。 ティアナは自分の失態に気付くと、ギシギシと軋む首で視線を移動させる。 先ほどよりも激しくキラキラと瞳を輝かせたスバルの顔があった。どうやら、このパフォーマンスがウケにウケたらしい。 「すっごーい! 今のメチャクチャかっこいーよ、ランスターさん!」 「だああっ、もううっさい! 今のはついやっちゃったの。あんな頭の悪い芸、普段はしないんだからねっ」 「悪くないよ、すごくいいよ! ね、ね、もう一回やってみせて!」 「やらない! 訓練始まるわよ、さっさと並ぶ!」 はしゃぐスバルを置いて、ティアナは足早にその場を立ち去った。この3年間、銃の扱いを参考にしていた男から知らずに受けた悪影響に頭を悩ませながら。 ティアナは感じた。この娘、バカだがやりづらい。 スバルは思った。この人、こわいと思ったけど実はかっこいい。 初のコンビプレイを目前に控えた二人の、ちょっと変化した互いの印象である。 「ふえー、広い訓練場ですね」 「うん、陸戦訓練場だからね」 木々と岩場で構成される自然の訓練場を一望出来る場所で、エリオを連れ立ったシャリオが陸士の訓練を見学していた。 エリオ=モンディアル。今はまだ芽さえ出ない才能を眠らせたこの幼い少年が、この場を訪れたのは、あるいは運命だったのかもしれない。 「あ、朝の訓練始まるねー」 談笑する二人の眼下で、ティアナとスバルを含む訓練生達が記念すべき最初の訓練を開始しようとしていた。 最初の訓練はコンビによる機動と陣形の即時展開。訓練場の設備を利用した基本的なプログラムだった。 「障害突破して、フラッグの位置で陣形展開。わかってるわよね?」 「うんっ!」 二人組(コンビ)での行動の仕方はすでに把握している。しかし、それはあくまで知識としてでしかない。 冷静なティアナとは反対に、スバルは若干緊張していた。 『次、32のコンビ!』 「前衛なんでしょ? フォローするから先行して」 「うん!」 力強いが単調なスバルの返事からその心境を伺えるほど付き合いの深くないことが、ティアナにとって不運だった。 スバルとティアナに番が回って位置についた時。スバルの魔力が過剰なまでにローラーブーツに注ぎ込まれるのをティアナが気付いた時には、全てが手遅れだった。 『セット……ゴーッ!』 号令と同時にスバルが飛び出した。トップスピードで。 「えっ!? ちょ……ぷあっ!」 爆音と共にローラーブーツの瞬発力が炸裂し、地面と背後のティアナを吹き飛ばす。相棒を置き去りにして、スバルは誰よりも速くフラッグポイントを確保してみせた。 そして、当然ながら不合格だった。 ティアナはスタート地点で尻餅を着いたまま咳き込み、完全にスバルの独断専行になってしまっている。 「馬鹿者、なにをやっている!? 安全確認違反! コンビネーション不良! 視野狭窄! 腕立て20回だ!」 教官の叱責を受けて、二人はいきなり意気消沈した。 「足があるのは分かったから、緊張しないで落ち着いてやんなさい」 「ご……ごめん……」 「いいわよ。とりあえず、いずれ舐めることになる訓練場の砂の味を予習することは出来たわ」 兄貴分譲りのジョークも、スバルには完全な皮肉としか聞こえなかったらしい。 余計落ち込んだパートナーと自分自身のバカさ加減に内心頭を抱えながら、ティアナは前途多難なため息を吐いた。 次の訓練は垂直飛越。壁などの遮蔽物を一人が足場となって飛び越える、やはり基礎的な訓練だ。 足場役が両手を組んで相手の足がかりとなり、跳ぶ力と押し上げる力で高い壁を飛び越える。多少息を合わせる必要はあるが、それほど困難な事ではない。 何より、これならば緊張で力んでもプラスにはなれど、マイナスにはならないだろう、と。ティアナは名誉挽回しようと意気込むパートナーを一瞥した。 「しっかり上まで飛ばせてよ」 「うんっ!」 気合い十分、スバルは頷いた。 そしてやはり、気負い気味なのは見越していたが、それに伴うスバルのパワーを予想出来るほど付き合いの深くないことが、ティアナにとっての不運だった。 「いち、にーの……」 「あれ? ちょっと待って、なんであんた魔力で身体強化して―――」 「さんっ!!」 次の瞬間、ティアナは星になった。 『跳ぶ』というより『吹っ飛ぶ』という表現が相応しい勢いで、ティアナの体が空高く舞い上がる。木の葉のように舞う相棒を見上げ、スバルは昇っていた血の気が一気に引いた。 「あああ、しまったぁ!」 格闘型ゆえ、魔力による肉体強化は基礎中の基礎。この滑らかな発動を褒めるべきか諌めるべきか……。 いや、とりあえず一発殴ろう。空中で錐揉みしつつ、口から漏れる悲鳴を噛み殺しながらティアナは黒い決意を固めた。 墜落死が確実な高度で勢いが衰え、落下が始まる。対処を考えるティアナの視界が地上を捉え、自分をキャッチしようと走り出すスバルの姿が見えた。 「動くな! 訓練のうちよ!!」 咄嗟に一喝したティアナの迫力にスバルが硬直する。 ここでスバルが持ち場を離れれば、コンビとしてのミスが決定する。それは許容出来なかった。片方のミスはもう片方が補う。だからこそ<コンビ>なのだ。 「……Slow down babe?」 『慌てんなよ?』 いつだって余裕をなくさず格好を付けたがるあの男の口癖が無意識に洩れた。 自分を見上げる不安そうな表情を不敵に笑い飛ばす。 ―――この程度で失敗などと判断されては困るのだ。パワー馬鹿に振り回されるのは慣れている。 「<エア・ハイク>!」 手に魔力を集中させ、その先に瞬間的な足場を作る。 赤い魔法陣が空中に出現し、それを蹴る反動で頭から落下する形の状態を変える。一蹴りでティアナは瞬時に姿勢を立て直した。 空中での機動確保の為に習得した魔法だが、まだまだ無駄が多い。こんなもの、あのいつも余裕綽々な兄貴分なら鼻歌交じりでやってのける。 それでも、彼から学び取った技術が今この瞬間を救ってくれたことにティアナは密かに感謝した。 一連の流れを見守っていたスバルを含む訓練生達が感嘆の声を漏らす中、やや派手な音を立てながらもティアナは無事自力で地面に着地した。 「ご、ごめんなさい! ランスターさん、大丈夫!?」 ティアナに対する尊敬の念を更に深めたスバルが、それでも心配そうに駆け寄ってきた。 それをジロリと一瞥しながらも、同じく歩み寄ってきた教官に向き合う。 「32番―――」 「特に問題はありません。『多少』パートナーに力みがあったようです」 睨み付けるような教官の視線を平然と受け流して、いけしゃあしゃあとティアナは言ってのけた。 自分が原因であると理解出来ているスバルはハラハラと二人の様子を見守っている。 しばしの沈黙の後、教官は『訓練を続行しろ』とだけ短く告げて、去って行った。 「……あのぉ、ランスターさん」 「……」 「ホント、ごめんなさい……失敗を取り返そうと思って……」 「……色々言いたいし、かましてやりたいんだけど、とりあえず一つだけ言うわ」 「な、何?」 「足が痺れて動けないから運んで」 着地の反動で動かない両足で棒立ちしたまま、ティアナは青筋を浮かべてこの先に待ち受ける多大なる苦労の元凶となるであろうパートナーに告げた。 「あれ、楽しそうです!」 「エリオは真似しちゃだめだよー」 そんな平和な一角からは、律儀にスバルに拳骨を落としながらも素直に運ばれるティアナの姿が見えるのだった。 結局、その日は一貫してそんな調子だった。 一通りの訓練が終了したその日の終わり。訓練の果てに得られたものは、スバルに課せられた反省清掃だ。 「あ、あの……ホントごめん……」 「謝んないで、うっとうしい」 一方的に迷惑をかける形になったスバルはすっかり落ち込んでいた。 数々の場面でスバルの暴走が目立ち、その度にティアナがフォローに回って訓練そのものは継続出来たが、それまでの減点で罰則が下されたのだ。 失敗の度、被害を被るティアナに申し訳なく思い、それを取り返そうとして気負う悪循環。理解出来ないほどスバルはバカではなく、それゆえに尚の事落ち込む。 反省清掃がスバルにのみ課せられたのが、せめてもの幸いだった。 これ以上パートナーに迷惑をかけるのは申し訳ないし、何よりどうしようもなく格好悪いと思えた。 「わたし、もっとちゃんとやるから……ランスターさんに迷惑かけないように!」 「―――あのさぁ、気持ちひとつでちゃんとやれるんなら、なんではじめからやんないわけ?」 意気込んで告げるも、限りなく冷めた視線が返される。 まったくその通りだ。自分を鼓舞するつもりが、スバルは逆に撃沈した。 「……ねえ、あんた真剣? 遊びで訓練やってない?」 「あ、遊びじゃないよ!」 しかし、どれだけ相手に申し訳なくても、その言葉にだけはスバルはハッキリと反論した。 「真剣だし……本気で……っ!」 真っ直ぐに自分の瞳を覗き込むティアナの視線を、精一杯見つめ返して、スバルは必死で言葉を紡ぐ。 それでも無言のティアナの様子に、自分のこれまでを省みて徐々に小さくなっていく声。そこでやっとティアナは口を開いた。 「ならいいわ」 「……へっ? い、いいって……」 「でも、だからって同じ失敗するようなら一発ぶち込んで鼻の穴一つにしてやるからね」 「え゛っ!? は、はい……!」 「よろしい」 あっさりと許しを貰って拍子抜けするやら、実はスゴイ怒ってるのかと背筋が凍るやら。混乱するスバルを尻目に、ティアナは掃除用具を片手に清掃を始めた。 「あ、あの、ランスターさんは掃除しなくても……!」 「二人でやった方が早く終わるでしょ? これ終わったら自主訓練するわよ。あんたには基礎訓練だけじゃ足りないわ」 「でも、これはわたしの罰なんだし……」 「仮とはいえ、あたしとあんたはコンビでしょ」 指で銃の形を作り、ティアナはスバルの眼前に突きつける。 「―――だったら、互いの罰は二人で被る。 あたしの銃は、あんたの背後の敵を撃つ。代わりにあんたの拳は、あたしの背中を守るのよ。いい? 肝に銘じておきなさい」 指をずらしてスバルの背後を撃つ真似をしながら、ティアナは不敵に笑ってみせた。 その危険な魅力と迫力を秘めた笑みにスバルは見入る。 それはスバルに、ティアナに対する第一印象の静かな雰囲気を一変させる烈火の如き印象を与えた。そして次に力強さと、頼もしさと―――何より憧れを感じる。 もしこの場に、ティアナとダンテの二人を知る者が居たのなら、こう言っただろう。 ―――本当に血が繋がってないのか? 笑った顔なんてソックリだぜ。 甲斐性なしで、常に余裕で、どんな時もくだらないジョーク交じりのおしゃべりが大好きなあの男の背中を見続けた時間の中で、少女は確かに変わっていたのだった。 「う、うん!」 怒られると思っていただけに、ティアナのパートナーとしての言葉と信頼に感動の涙すら見せるスバル。 ティアナは普段の冷めた仕草でため息を吐いた。 「返事だけはいいわね。言葉じゃなくて行動で応えなさいよ」 「わかった! わたし、頑張るよ!!」 「それじゃあ、まずはこの掃除をさっさと終わらす」 「了解! ……ねっ、『ティアナさん』って呼んでもいい?」 「分かりやすい馴れ合い方ね。こっちは『スバル』なんて呼ばないわよ、ナカジマ訓練生」 「ええ~っ、コンビでしょー?」 「あたしが頼れるくらいになれば、考えるわ。今日のミスの回数聞く? 数えてるわよ。いちいち言わないけど、恨みは募ってるから」 「う……っ、がんばります……」 少しだけ距離を縮めた二人の喧騒は、これからの生活を暗示するように訓練場の片隅で流れ続けた。 前途多難ではあるが―――とりあえず一歩。 いつかの未来で伝説になるかもしれないデコボコ魔導師コンビが、此処から始まったのだ―――。 to be continued…> <ダンテの悪魔解説コーナー> ヘル=プライド(DMC3に登場) 七つの大罪って知ってるかい? 人間が地獄に落ちるに値する罪だそうだ。 そのうちの<傲慢>を犯した人間を地獄で責め立てる魔界の住人が、コイツだ。 黒いボロ布を纏って大鎌を持ったミイラみたいな姿はまさににじり寄る死神だが、ちょいと腕の立つハンターからすれば雑魚同然だ。 もちろん、この俺にとっては言うまでもないよな。 死人を痛ぶることしか出来ないだけあって動きは緩慢で、砂を媒介に実体化してるせいかひどく脆い。 ビビらずに一発かましてやるのが、この雑魚どもに対する一番の攻略法さ。 どちらかというと、後に残る砂の始末の方が厄介で面倒極まりないくらいだね。 前へ 目次へ 次へ
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